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シニアの情報発信について

先日行った図書館で図書カードを作ったときのこと。隣の市の大きな図書館と同様に、当然ホームページに簡単に登録できるものと思いました。ところがどうしても登録できないのです。まだ近くにいたので、図書館に戻ったところ、最初回のPWは、誕生日とのこと。カード作成したとき、そのことは教えられませんでした。単純に職員が忘れたのか、この年齢なら、インターネットなんて使わないだろうと思いこんだのか。ひとは、自分の勝手なイメージで他者を判断する。確かに、平日昼間に図書館にいるのはシニアが多い。
オンライン英会話を2年続けてますが、ときおり、冒頭、年齢を尋ねてくる先生がいます。
いろいろとシニアであることを自覚させられることが多くなるこの頃です。わたしは、まったく年齢を意識していなくて、英語に意識が向かっているので、腰を折られた気分になります。確かに、同世代の知人・友人が突然にいなくなることも増えてきたし。

年齢・経年変化は生物として仕方ない。事実は事実として認めるしか、しようがない。でも、生き方まで萎縮させたくはない/させられたくはない。まだ、大きなテーマを持っていて思索している最中だし、そのための外国語なんだし。まだバリバリ現役。
ヴィパッサナ(瞑想)をかなり長くやっている。堅苦しいものでも難しいものでもなく、基本は自分を客観視する生き方。状況を客観視してみよう。

前回「世界不安症候群」でも書いたが、ソクラテス以前のパルメニデスの「存在の問い」は、どんな数学の難問よりも難問であり、まだ人類は誰も解けていない。人類の普遍的な問い。年齢はまったく関係ない。「結果がすべて」の世界で生きている人間にとって年齢はまったく関係ない。
清濁併せ持つSNS/ITの世界ですが、だからこそ、多くのシニアが萎縮してその世界から去っているのだとしたらもったいない。「いいね」の数とか「アクセス数」とか関係ない。それがほんとうに「いい」とは限らない。それをビジネスにしている輩もいるというのに。SNS/ITにトレンドはあったとしても、年齢のしばりなんてあるはずもない。幅広い年齢の意見が切磋琢磨した方がSNS/ITの世界はいい方向になっていくのでは。シニアでアクティブにSNS/ITに参加している方々にエールを送りたい。
すくなくとも、生き方まで萎縮させたくはない/させられたくはないよね。

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