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【思い込み対策講座】

人なら誰でもやってしまう『思い込み』
日常的に茶飯事のことですが、存外見落としがちな概念です。

ということで、今日はテストに出るほど大切なこころのカラクリをお話ししていこうと思います(^.^)


思い込みとは

難しい言葉で表現すると『自動思考』という働きのこと。
その通り、人の“考え”が“自動的に”答えを勝手に出してしまうはたらきのことです。

例えば、同僚や近所の人とすれ違ったとしましょう。
自分から「こんにちはー」と声をかけたのに、相手の反応が無かったら、こんなことを思うかもしれません。

●「シカトかいっ」
●「カンジわるいー」
●「ワタシのことキライなんだな」

などなど。

これが、自動思考、思い込みです。
相手の真意がわからないまま、その評価を決めています。

確かにあなたを嫌いでシカトしたのかもしれませんが、イヤホンをしていて聞こえなかったとか、あなたの声が小さくて聞こえなかったとか、別の真実があるかもしれないですよね。
そんな真実に目もくれず、自分の中で憤りを溜める過程なので『思い込み』と考えることができます。


思い込みはなぜ起こる?
価値観に操られているとき

思い込みが起こるときは、自分の価値観で解釈し、判断しています。
上の例で言うと「返事がない=無礼」という自分の価値観にとらわれています。
「返事がなくても気にしない」という価値観もありますよね。

自分の価値観から「相手は無礼である」という解釈に至り、無礼な相手に腹を立てます。

思い込みは、自分の心象に染まり、その他の価値観に対して盲目的になっているときに起こるのかもしれません。




思い込みはなぜ起こる?
真実が見えないとき

同じく上の例を使うと、あいさつが返ってこなかったことへの「真実」が何かあるかもしれませんが、それに触れることなく自己解釈をしています。

真実とは、
●声が聞こえなかったから返事ができなかった
●イヤホンをしていたから以下同文
●相手は実は難聴だったから…
●恋人に振られたばかりで消沈していたから…
●テスト前で緊張の極みだったから…
などなど、無数に挙げられる「返事を返せなかった理由」のことです。

もし、こういう事実があったとしたら、相手の境遇の理解につながり怒りも収まるのではないかと思います。

思い込みは、自分の心象に染まり、事実に対して盲目的になっているときに起こるものでもあるということでしょうか。



思い込みの防ぎ方

思い込みを避けるためには、
●自分の価値観にきづく
●事実を確認する
などの行動が有効です。

「挨拶がない=無礼」と考える自分に気づくことができると、「ああ、これは自分の思い込みかもしれないから冷静になろう」と、考えを切り替えるきっかけになります。

相手の真意を確かめかることも、先に述べたように冷静になるための有効手段です。
ひとまず一呼吸置いて、自分の思い込みに振り回されないように考えてみるのがオススメだと思うのでした。



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