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【銀行攻めの旧姓使用解禁】

秋田銀行の旧姓使用解禁の施策に注目します。
本日は、銀行の話から自分の名前を名乗れる社会に視点を広げていきます。

秋田魁新報


銀行の口座開設とは

銀行の口座開設は、運転免許や保険証と同様に「公的」手続き。
日ごろから自分の名前を使用していたとしても、強制的に戸籍上の名前を使うことになります。

今回のお話は、その固定された価値観に一石を投じるような内容です。

職場、資格者、個人経営者等、自身が生まれ持って得た名前を使い、社会活動している人は男女問わず多いもの。
その価値観に沿い、銀行の口座を生まれながらの名前で登録できるシステムを策定したようです。


名前というアイデンティティ

名前は一種のアイデンティティと言われますね。
自分の名前を呼んでもらうと嬉しいものですし、無条件にその響きに反応します。
自分が自分であることを名前を通して実感します。

ところで、そのような「名前」を「変える」想像をしたことはありますか。
自分から望んだり納得したりして変更するものではなく、法律や社会的立場に強制的に“変えさせられる"体験の想像ですね。

現代では、女性はともかく男性に縁遠い話ではないかと思います。


想像して見えること

自分が持っている価値観を横に置いて他の人のことを想像すると、こんなことが見えてくるかと思います。
銀行口座の名前の話であれば、例えば…

●名前を変える経験とはどのようなものなのか
●夫婦の名前が必ず同じであることを強いることに、なにかメリットがあるのか
●女性のほぼ100%が名前を変える現状は“普通”なのか
などなど。

いまある概念やシステムに矛盾を感じますよね。
これが、立場の違う人を理解し合うきっかけになるのだと思うんです。

ほんの200年前までは姓を持つ人の方が稀で、姓名があったとしても出世魚のようにコロコロと名前を変える常識だったはず。
ということは、いまのこのシステムは歴史が浅く、日本の“伝統”というには心もとないもの。

そう考えると、名前、名前、と、こだわる制度に疑問を感じてきます。
こんな見方が、人の考え方を広く柔軟にさせるのだろうと思います。


地方から国は変わる?

夫婦別姓、同性婚、性別を超えた学生服などなど、地方から変革が起きているのが最近の流れですよね。
日本の国には、この動きを感じて、より良い文化をつくってもらいたいものだと思うのでした。

夫婦別姓については、以前もいくつかお話をしております^^
やっぱり、知ることって大事だと思うのです。
固定化された概念にとらわれずに過ごせると、いろいろな人を理解し受け入れることができると思うんですね^_^


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