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【高ストレス者って、病気なの?】

ストレスチェックで高ストレス者と判定されたことに驚き、これが病気がるのかわからず不安であるという相談を受けることがあります。
高ストレス者が本当に病気なのか考えてみます。


高ストレス者と判定されるとき

●気持ちの変化に関する指標
●仕事とプライベート環境から見た指標

このどちらかでよくない状況が見られた際に、高ストレス者と判定されます。


それって、どういうこと?

●気持ちの変化に関する指標
要因はわかりませんが、なんらかのメンタルヘルス不調がすでに現れていることを示しています。
メンタルヘルス不調は、専門的に言うと、なんらかの原因があって起こるものもあれば、大きな要因無く発症するものもあります。
いずれにおいても、現れる症状には類似性がありますから、それを確認するのがストレスチェックにおけるこの指標です。

●仕事とプライベート環境から見た指標
自分はあくまでも元気だと思っていても、環境の要因がもんのすごいストレスフルだと、元気なものも元気でなくなってしまいますよね。
ストレスチェックでは、そのような危険因子を探るんです。
この指標で高値なときは「環境がストレスフルだけど大丈夫?無理してない??」と、言われているような感じです。


で、高ストレス者って病気なの?

結論から言うと「病気ではない」です。
屁理屈のようですが、病気であるか否かは、医療機関の医師が診断を付けることで決まります。
ですので、高ストレス者になったからと言って病気だと決められたわけではないんですね。

とはいえ、病気になる”予備軍”にはエントリーされたようなもの。
注意が必要です。


どうすればいいの?

ストレスチェックの気持ちの変化に関する指標で高値であれば、すでに体からのSOSが出ているため、状態を確認し、改善のための対処を検討するのが望ましいでしょう。
仕事とプライベート環境から見た指標で高値であれば、ストレスフルな状況が気持ちのパワーダウンを起こしていないか確認し、仕事やプライベートの負荷を下げるための作戦を考えるのが好ましいと思います。

高ストレス者は産業医面談を推奨されるでしょうから、その面談を受けてもいいですし、上司や先輩、後輩、身近な人などに話してみることをお勧めしたいです。
誰かと一緒に対応を考えることが大切だと思うのでした^^

こちらのnoteもご参照くださいませ〜

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