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【うつに有効なエクササイズ?】

緩すぎず、追い込みすぎない『中くらいの負荷のエクササイズ』が、抑うつ状態になるリスクを下げるという研究結果を見つけました。

まだ「研究結果」の段階ですから参考程度にまとめてみます(^ν^)

DIAMOND online




中くらいの負荷って?

自転車や水泳、早歩きのウォーキングなどのこと。
息切れするほどではないけど、普段の生活よりは心拍数の上がる状態でしょうか。

週に、最低150分やった人たちが、運動不足の人に比べてうつになるリスクが25%低いという結果が出たのだそうです。
150分というと2時間半ですから、一人でやり遂げるのは、ちょっと難しそう…?

ただ!2時間半と言わず、できる限りのことをやれば良いという内容でもあるのでご安心をw




定期的なエクササイズが効く理由

これが話のキモですよね。
なぜ体を動かすだけで、気持ちの安定につながるのか。

1)脳内物質に影響

脳の中って、いろんな物質が飛び交っているもの。
ドーパミンとか、なんとかフィンみたいな言葉聞いたことありますよね。

その中に、感情の快・不快をもたらすものがあるのですが、エクササイズによって「快」を招く物質が作られるのだとか。

昔、多くの心理学者が「悲しいから泣くのだ」「泣くから悲しいのだ」など、感情と行動のどちらがニワトリか卵かみたいな論争を繰り広げましたが、それでいうとエクササイズは「泣くから悲しいのだ」の説に近いカンジですね。

人の行動が気持ちを変える可能性があるということ。


2)満足感

エクササイズといっても、ただ漫然とやるのではなく、何かの計画に基づいてやることが多いと思います。
一日○分走ろうとか、週○日はジムに行こうとか。

それらを達成する「満足感」「達成感」が得られるため、エクササイズは効果的だという見立てです。

こういう獲得感は、人の気持ちを満たしてくれます。


3)人とのつながり

一人でひたすら歩くなどのエクササイズもありますが、ジムに入る、サークルに所属するなど、なんらかの組織的なものに介入して、エクササイズを行うことが多いでしょう。

そこでできる「人とのつながり」が、気持ちの助けになるという説。
環境的な効果からも、気持ちに良い影響を与えます。


すごく頑張らなくても効果はある?

ウォーキングにおいて、足を交互に出して動くという動作が、自分のコントロール感を満たして良いのだとか。
ただ歩くだけでも効果的ということは、150分も必死にならなくても大丈夫なのかもしれないですね^^

実際、精神科の現場でも、パワーダウンをしている方に歩く指導をすることはあります。
抑うつ状態の程度にもよるのですが、「まずは歩きましょう」と、伝えることは多いもの。

歩くことは、何も抑うつ状態の人だけに適したものではありません。
日常の些細な気持ちのコントロールに役立てることができます。
PCの前で一日中シゴトをする人も多いでしょうから、意図的に歩くことを日常の中に取り入れたいものだと思うのでした。


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