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【”治る”認知症がある??】

認知症は、現代の医学では”不可逆”つまり治らない疾患です。
治療法が確立されていないからですね。

ところが、”治る”認知症もあるんです。
認知症の奥深さを見てみたいと思いますd(^_^o)


"治る認知症":
正当圧水頭症

ドクターXで、潮先生(ユースケサンタマリア)のお母さんが認知症になって、大門(米倉涼子)が手術したら治った…というエピソードを見たことないですか?

あれです。

脳室という脳の部位が大きくなることで起こるものです。
特徴的な症状は、この3つ。

●歩行障害
●尿失禁
●急激な認知症の進行

認知症はそれほど急速な進行は見せないと思います。
徐々にできないこと・記憶に残らないことが増えていきますから、確かに水頭症は認知症とちょっと性格が違うようです。

尿失禁についても、認知症であれば、トイレがどこにあるかわからなくて間に合わないということは珍しくないでしょうけど、予兆なく突然失禁というのにはちょっと違和感あります。

注意深く観察すると、認知症との違いが見つけられそうですね。


"治る認知症":
うつ病による仮性認知症

うつ病でも、記憶や注意力、知能が低下することがあります。
うつ病を患うと、脳のいろいろな機能が低下しますから、そのメカニズムの影響があるのでしょう。

ですので、うつ病による認知症のような症状は、機能を”失った”のではなく、一次的に”使えなくなった”だけなんですね。

うつ病を適切に治療すれば、記憶や注意力、知能も回復します。
認知症の症状については"治る"ということです。


治る認知症を区別するねらい

認知症であるかそうでないかを区別するのは、治療を早期に適切に行うためです。
水頭症に適した治療、うつ病に適したそれは全く異なりますから、よく見極めることが回復につながります。

認知症とひとえにいえども、奥は深いんですね。
「あ、ボケた」と終わらせるのではなく、お医者さんで適切に診てもらうことが必要なんです(^^)


こちらでは若年性認知症のハナシをしてます。
遊びに来てたんせ。


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