satsukim 連載 『ひびときめき、きょうてりやき』 〈26〉
この週末も、秋晴れのいい天気だった。
お昼間はちょっとあついくらい。
週末は、ぐっと絵を描いたり散歩したり。
日曜は友人のしほちゃん(おりすちんと呼んでる)と、御殿場までフェスにいく。
フェスなんて、大学時代に行った森道市場以来なので、4年ぶりか。
コロナもあって、なかなか人がたくさん集まる場所にも行かなかったこともあり、すごく久しぶりにあそびにいく、わくわくな感覚だった。
車で行くことにし、運転はわたし。
前回書いていたシェアカーはこのために登録し、練習していたのです。
朝6時に起きて、いぬにご飯をあげ、散歩に行き、ぼんやりするあたまでさささっと準備をして出かける。
シェアカーは家から自転車で少し出たところにあるので、自転車に乗って。朝は少し曇り空だった。
近くのコンビニでホットコーヒーを買う。(ファミマの、ナイスコーヒー)
一度乗ってみて、アクセルとブレーキの感じがすごくちょうどよかった車で、出発。
おりすちんをむかえにいくまで、ひとりで40分くらい走った。
30分ほど走ると、目の前には雪が真っ白にかかった富士山が見える。
富士山!とおもったけれど、写真を撮るわけにもいかず、ひとりでうれしい気持ちになりながら車を走らせた。
おりすちんと合流してからは、おしゃべりが止まらずたのしい車内であっというまについた。
イベントでは、友人の鯉淵くんがクラフトコーラのお店を出店していたのでお邪魔しにいってきた。
2日目、午後間もないころにすべて売り切れとのこと。すごい!
来年の個展でもちょっといろいろ企んでいるので、おたのしみにー。
ちょうどお世話になる場所の方も来ていらして、ご挨拶することもできた。
完全に緩んでいるモードだったので、どうか失礼のなかったことを祈りたい。
ステージの奥にみえる富士山と空がきもちよくて、お酒は飲めなかったけど、コーラを飲みながらごきげんになる。
夕暮れのハナレグミはこれはもう、さいっこうだった。
永積タカシさんの声が、むかいの山々にひびいてやまびこしていた。
全体的にすごくハッピーなのに、ちょっぴり切ない。初めて生で聴いた歌は、ずっと前から知っていたような、懐かしさを感じるものだった。
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