三嶋さつき 連載 『ひびときめき、きょうてりやき』 〈31〉

2021.12.26
日曜日

8時半ごろ目が覚めて、荷造りや大掃除をせっせとはじめる。年末に部屋の大掃除をしっかりできるなんて、何年ぶりだろう。
会社に勤めているときは毎年この時期からホテル住まいで年末の特番のために仕事をしていたから、その荷造りをしていた。
大掃除は、窓拭き、床拭き、ベランダやキッチン周りの整理など。水回りは少しはやめに終えていたので。

お昼にすこし休憩していたら、うめちゃんから「雪が降ってる！」との連絡が。外をみると大粒の雪が降っていた。鎌倉は初雪かな？
しばらく眺めたり、犬をベランダまで出して雪だよ！と教えてあげたり(わかったかは知らない)した。
雪って、いつまでもわくわくする。
学校や仕事がこれで休みになるかも！という感じが今でもするから。

掃除は休まずにがんばる。

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2021.12.27
月曜日

朝7時に起きる。窓の外を見ると、朝日が裏の森にあたってそこだけ紅葉しているように見える。木々の葉はもうすっかり落ちて、はげ山だ。鎌倉は快晴です。

今日は和歌山に帰るので、ささっと身支度をして犬の散歩にも行き、家を出る。とにかく空気が冷えている。普段雪が降らないようなところでも大雪で影響が出ているみたい。みなさんのところは、大丈夫でしょうか。

はじめて犬を連れて帰るので、それだけでもそわそわとする。犬に集中できるように、極力荷物は減らす。
乗り物の乗り継ぎはぜんぶで3回。
久しぶりの新幹線は、思っていたよりずいぶん空いていた。だいたい今日までお仕事の人が多いみたいだから、今日の夜あたりから混み出すのかな？ラッキーだった。
犬は緊張するのか、ずっとはあはあと口をあけながら外を見たりわたしのほうをみたりしていた。

西にいくに連れて、もくもくと雲が出始め、名古屋に入ったあたりで一面雪景色になった。
名古屋が雪景色になるのは、ずいぶん久しぶりなんじゃないかな。住んでいたころも、一度か二度あったような、という記憶。

名古屋で乗り換えるときに、空気が雪国のそれでびっくりした。寒い。
特急に乗り換えてからは、ぼーっと特に何も考えずに景色や犬を眺めながら帰ってきました。

今日から、しばらく和歌山にいます。

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2021.12.28
火曜日

森の、6歳の誕生日でした。
生まれてきてくれてありがとう！

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2022.01.01
何曜日だろう？曜日感覚がなくなりました。


あけまして、おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。大切なみんながどうか健康でありますように。

ひさしぶりに年末は実家で、たまにビールも飲みながらゆるりと過ごした。作業部屋ならぬ、作業小屋のアトリエを作ってもらったのでそこで制作をちびちびしつつ、ほぼだらけていました。

年末に家族であーだこーだいいながら、時には一緒に歌いながら観る紅白は、やっぱりたのしい。

年が明けて、母が作ってくれたおせちをたんまり食べ、ご先祖さまのお墓参りに行った段階で調子が悪くなり、わたしだけ帰宅。そこからはずーーーっと寝正月。家族はみんなでそのまま初詣に行った。

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2022.01.04
まだ曜日感覚が戻らない。

朝8時ごろ目を覚ます。作業小屋はとても冷えるので、持ってきた化粧水が凍った。

土曜からのPARK GALLERYでの企画展に出す作品を発送する。たのしみだ！

個展に向けての作品制作も、そろそろ本腰入れてやらないと。と思いつつ、どうも気持ちがのろのろとしてしまう。
小屋に入ってくる陽射しがとにかく気持ちよくて。


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2022.01.07
金曜日

朝、7時半に起きて、関東の雪のことをニュースで見る。昨日は大雪だったみたい。鎌倉も相当積もったらしい。
車で帰る予定で、すこし迷っていたけれど帰ることにした。

母と運転を交代しながら、無事、10時間かけて到着しました。なんだかすこしだけつよくなった気持ち。

すこしずつ気持ちを現実に戻して、個展に向けていかなきゃ。

三嶋さつき
イラストレーター
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