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satsukim 連載 『ひびときめき、きょうてりやき』 〈12〉

気がつけば、8月になりました。

先週は、大阪の個展のことと、抱えた仕事についてであたまがいっぱいになってしまい、すっかりこのコラムのことをどこか遠くのところに置いてきてしまっていました。
もし、万が一、たのしみに待ってくれている人がいたならごめんなさい。
わたしは、帰ってきました。


その、大阪での1週間はたのしくてあっというまだった。ほんとうに、あっ と言ってるあいだにすぎてしまった。
覚えていることをすこしだけ書きます。


設営の日の夜は、だいすきな作家さんである、尾柳さんのおうちに泊めていただいた。
にじ画廊でのご縁で。こんなご時世なのに、ほんとうにありがとうございました。

この日の出来事は、わたしの中でだいじにとどめておきたいような気がするので、あんまり書かないけど、ほんとうにたのしかったし、もっとお話をたくさん聞いていたいような時間だった。
たからものみたいな日。(その後、展示にも来ていただいて夢みたいな日だった!ほんとうに、憧れの作家さんなので嬉しかった)

次の日からの展示期間中は、毎日いい疲れにまみれながら過ごしていた。
うーん、ほんとうにいろんな方々が見に来てくださって、嬉しかったなあ。
はじめましての方はもちろん、大阪の友だちとか、高校時代の先輩とか、同期とか、同期の妹さんも来てくれて、ホームではないけどホームにいるような気持ちにもなれたし。
毎回展示をやると思うことだけれど、絵を描いててよかったなあと思う。
絵を描いていたことで出会えた人たちが本当にたくさんいて、みんな素晴らしいひとたちばかりだから、わたしはちゃんとこの恩に報いたい。


関西で展示をするのは初めてで、はじまる1週間くらい前から、 " 誰も来なかったらどうしよう・・・" などなど、原因不明の自信喪失で困っていたんだけれど。
(でもまあ、毎回そうなる)

こんな状況下で、たくさん見に来ていただけてほんとうによかったです。
ありがとうございました!


ALNLM(会場)の空気もなんだかとってもよくて、こじんまりしているのだけど綺麗な自然光がふわっと入る、(わたしの中では)ギャラリーとして理想的な構造になっていた。
窓は閉めているけど空気が通ってすかっとするかんじ。

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設営のようすは、まきちゃんに撮影してもらいました。あんまりこういう姿を見ることってないから、新鮮だしたのしかった。カッティングシートを貼る作業は、わたしは苦手すぎたのでイロさんにお願いしました(すんごく綺麗に貼ってくださった!)



いろいろなわがままをお願いして、日々困らせていたと思うのだけれど、全て引き受けてくださったイロさんには心から感謝しています。
最終日に少し早く設営が終わったので、いっしょにおいしいお蕎麦を食べに行ったのだけれど、イロさん自身のお話し(いろんな国に、若い頃から飛び回って生活していたこととか)がすんごくおもしろくって、帰るのが名残惜しいくらいだった。
もっと聞きたかったなあ。
お蕎麦も、めちゃんこ美味しかった。
大阪に行く機会があったら、また食べに行きたい。


たくさんいただいた差し入れなどを抱えて、鎌倉に帰ってきました。
帰りの新幹線では、ほぼずっと外の景色を眺めていた。もう、すっかり夏だなあと思いながら。
あ、大阪はすんごくあつかったです。


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帰ってきて4日くらいたつのかな、やっとすこしずつ感覚がこっちにもどってきた。
まだちょっとふわふわしていて、制作にしっかりハマりきれない感じ。生活にもハマりきれてない。

このあいだに、あたらしいお仕事の打ち合わせ(下半期いちばんのボリュームになるかも)があったり、久しぶりに会社に行ったりしてバタバタとしていたのだけれど、どこか魂が少しどこかに飛んでいるような感じで。

朝、早く起きるとか、少しヨガをするとか、散歩に行くとか、洗濯をするとか、お風呂に浸かるとか、いつものことを普通にすることで、すこしずつ戻していっているような感じ。
現実の生活へのリハビリってかんじだな。
今日も、ゆっくりがんばります。

あ、そういえば、前にもらった枇杷の種を土に植えといたら、芽が出てきました。(わかりにくい写真でごめんなさい)

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satsukim
絵描き、イラストレーター
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