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#10 イラストレーター 青山功 さんに聞いてみた

例えば海の近くの暮らし。静かな森の中での暮らし。時間によって、季節によって移ろう「窓」の向こうの色彩の変化に、一喜一憂したりする。時に気分を明るくさせて、時に気持ちを落ち着かせてくれる。そんな「窓」のある暮らしに憧れるけれど、現実はなかなかそうはいかない。太陽の光を反射する青い海。春の訪れを予感させる木々。ならばせめて、と、私たちはそっと作品を壁にかけて、それを眺めることならできる。



今回で10回を迎える連載『暮らしTOアート』は、パークに居る様々な人たちの「暮らし」の中のアートのある風景を紹介していく企画です。あの人はどんなふうに作品を飾っているんだろう。どうしてそれを選んだのだろう。作品があるとどういう気持ちになるだろう。そんなアートを楽しむための知恵やアイデア、想いを、みんなで少しずつ共有しあえればと思っています。そして少しでも気軽に「アートのある暮らし」を楽しんでもらえたらと思っています。

さて、今日紹介するのは、鮮やかだけれどどこかノスタルジックに描かれた海が印象的なイラストレーターの青山功さんのお部屋。ご自身の暮らしだけではなく、日々の創作にも影響をもたらす、アート作品との関係とは。

まずは青山さんってどんな人? 👉 Instagram


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⦅ 暮らしTOアート #10 ⦆
青山功さんに聞いてみた


My Favorite 1

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作家名:平岡瞳さん
サイズ:約250 × 200mm
値段:10,000円くらい
購入した場所:オンラインストア

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My Favorite 2

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作家名:大川菜々子さん
サイズ:約220 × 150mm
値段:10,000円くらい
購入した場所:CLOUDS GALLERY+COFFEE(個展にて)

平岡瞳さん、大川菜々子さんともに普段から好きな作家で、直感で買いました。自分では意識していませんでしたが、改めて部屋の作品を眺めてみると「版画」に惹かれているようです。平岡瞳さんのスノードームのシリーズは特にお気に入り。(青山功)

パークいのうえ:最近青山さんがオススメだって教えてくださったふたりですね。実際に飾られてる作品を見ると、オススメしたい理由が伝わってくるような気がします。青山さんの雰囲気に合うような、落ち着きが合ってやさしい作品だなと感じました。わたしも版画に興味があるので、青山さんのおかげでいい出会いができました。

パーク加藤:青山さんの作品の「海」もそうですが、いろいろな表情を見せる「青」が印象的だなって思っていて、ここで紹介してくださった2つの作品も青 が特段にきれいな作品だなと感じました。描く際、もしくは選ぶ(見る)際、青への強い思いやこだわりなどはあったりしますか? 

青山:自分の選ぶ青については、特に意識しているわけでは無いですが、感覚的に好きなものを選んでいると思います。ただ、あえて言うなら昼間の青空より午後の西日が混じった空の色が好きです。

パーク加藤:西日がまじったくすんだ感じ、なんだかわかる気がします。

青山さんの作品はインスタグラムで見ることができます。


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My Favorite 3

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作家名:小林マキさん
サイズ:100 × 148mm
値段:たしか300円くらい?
購入した場所:HB Gallery(個展にて)

小林マキさんの繊細なタッチと優しい色彩がすごく綺麗で好きです。飾っているのは個展で購入した3枚セットのポストカードのうちの1枚。カードを入れている額は、実は以前ワークショップで自分で作ったもの。重厚感ある額とポストカードの絵がいい感じにマッチしていてお気に入りです。作業部屋に飾っています。(青山功)

パークいのうえ:買っても、結局飾らずに引き出しにしまいがちなポストカードですが、額装してみるとこんなにも存在感を放つのですね。ポストカードとは思えない力強さ。ポストカードサイズの額はたくさんあるし、意外とポストカードって一番気軽に楽しめるアート作品なのかも。額の作れるワークショップ、次回は私も参加したい!

パーク加藤:ポストカードに限らず、ポスターでも、お気に入りの雑誌の切り抜きでもいいので、自分の好きなものを「額に入れてみる」って結構大切ですよね。手作りの額ならなおさら。

ちなみに PARK GALLERY がキュレーションするアートポストカード専門オンラインストアがあります。カードからアートを始めてみよう、飾ってみようと思った人はぜひここも見てみてください。
https://parkgifted.thebase.in


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Point

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この2つの作品はどちらも寝室に。寝室は一番リラックスできる空間なので、たくさん絵を飾っています。これはサイズ的にも大きくないので壁の画鋲にかけて飾っています。ポスターなどは「ひっつき虫」が便利ですね。(青山功)

パーク加藤:額が窓みたいで、すてきです。下に置かれた植物も素敵ですね。花や植物を部屋に飾る感覚で、アートを楽しんでもらえたらって、いつも思います。


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Message
暮らしにアートがあるのはどうですか?

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1点でもアートが部屋にあるだけで、空気が変わると思います。(青山功)

パークいのうえ:「どんなアートを飾っているの?」って親しい友人とこそ話したことがないので、もっとそんな話をみんなでしてみたいなと今回の回を経て思いました。飾り方とか、額の選び方とかも。もっとその人の好みやセンスを知れる気がします。

パーク加藤:1点でもあるといいっていうの、わかります。本当に小さくても、それが原画じゃなくてもいいと思うんですよね。自分の中に何か思いれのある小さな1枚を手にする。そして飾ってみるっていうのは、暮らしを豊かに彩るためのヒントかなと思っています。

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この度はご協力ありがとうございました。

※ 新型コロナウイルスの感染防止のため、オンラインにて取材をさせていただきました。

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青山功
イラストレーション青山塾修了。
ギャラリーハウスMAYA装画コンペvol.20入選
第17回 TIS公募 入選
海のある風景や海外の街並みを描いています。
主な仕事に雑誌の挿絵や海外のアパレルメーカーとのコラボなど。
https://www.aoyamaisao.com

暮らしTOアートでは、ご自身の部屋やお店のアート作品について、いろいろとお話を聞かせてくれる人を引き続き募集しています。アーティスト作品問わず、家族やご自身の作品などあなたにとってのお気に入りのアートを教えてください。暮らしとアートをつないで共有して、みんなで楽しんでいけたらうれしいです。

問い合わせはこちら 👉 info@park-tokyo.com(担当:いのうえ)

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