猫背で小声 season2 | 第3話 | 死んじゃだめ。
いつの時代も苦しいことはある。
ひきこもり時代のぼくは毎日なにかに悩んでいて、生きた心地がしない毎日を過ごしていた。希望の持てない中学時代や、みんなが普通に過ごした高校時代も、毎日病んで苦しかった。本来なら「思春期」という病に罹るはずだったが、ぼくはあかりさえ灯らない将来に悩んでいた。
まず「統合失調症」という病気。
薬を飲んで休養する、ということを繰り返していたけれど、ベッドに横になっている時も気持ちが悪く、こんな状態がいつまで続くんだろうと、狭い部屋の中で現実と未来