ラーメンで学ぶJava 【その2】
前回のおさらい
前回は変数を使って「ラーメンが大好き」なことを以下のように表現しました。
public class Main {
public static void main(String[] args) {
String love = "ラーメン大好き";
System.out.println(love);
}
}
ここで、
Stringとはなんぞや
という話でした。
Stringとはずばり「型」と呼ばれるものの一種です。
まぁ落ち着いてください。知らない概念にビビってパソコンの画面を殴らないでください。説明します。
みなさん一風堂に行ったことはありますか?
一風堂には「白丸元味」と「赤丸新味」という2つの主力商品があります。
「白丸元味」は白い器に、「赤丸新味」は赤い器に入って提供されます。
「白丸元味」が赤い器に、「赤丸新味」は白い器に入って提供されることはないです。
この「器の色」が「型」に相当します。
つまり、
ラーメンは適切な色の器に入れないといけなく、
値は適切な型に入れないといけない
と云うことです。
ここで先ほどのコードの
String love = "ラーメン大好き";
に着目してみます。
前回「love」は「器」だという話をしました。
今回は「器の色」について話をします。
loveという変数はString型で定義されています。
これを「loveという器はString色で定義されている」、と考えてください。
Javaの世界では"ラーメン大好き"という値はString色とされます。
なので、器もString色のものしか使用が認められていません。
つまり上のコードは
String色の器に入れないといけない"ラーメン大好き"を
String色のloveという器に入れている
ということです。
なんとなくわかりましたでしょうか。
ではStringを含めたのメジャーな型を以下に列挙します。
・String
「ラーメン大好き」「ラーメンを食べたい」のようないわゆる「文字列」を扱う時の型。
・int
数値を扱う型。上限下限があり、-2,147,483,648~2,147,483,647の整数が使える。
・boolean
真偽(trueとfalseの2値)を扱う型。
String, int, booleanを使ったコードを例示します。
public class Main {
public static void main(String[] args) {
String love = "ラーメン大好き";
int price = 500;
boolean like = true;
System.out.println(love);
System.out.println(price);
System.out.println(like);
}
}
int型のpliceという変数に500を、
boolean型のlikeという変数にtrueを入れました。
実行すると、
ラーメン大好き
500
true
と表示されたのではないでしょうか。
ここで一つ注意していただきたいのは、
「ラーメン大好き」だけは""(ダブルクォーテーション)で囲んでいる
ということです。
これはJavaのルールで、
「String型の値には""をつけましょう」
となっているからです。
なので先ほどのコードを少し変えれば
public class Main {
public static void main(String[] args) {
String love = "ラーメン大好き";
String price = "500";
String like = "true";
System.out.println(love);
System.out.println(price);
System.out.println(like);
}
}
とできます。
こうした場合には、pliceやlikeは「500」や「true」という「文字列」として解釈されています。
ただし出力結果では目に見える違いはなく
ラーメン大好き
500
true
と出力されます。
まとめ
今回は、「型」について説明しました。
値を入れる変数は値にあった型で用意しないといけない
と云うことが理解していただけたら今回はOKです。
お疲れ様でした。
今回のラーメン
松戸富田麺絆 キッテグランシェ店
・〒100-0005 東京都千代田区丸の内2丁目7−2 KITTE丸の内 KITTE GRANCHE
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