なんで今さら倍速視聴って騒いでるの？って話

最近、新聞やネットニュースを見ていると「なぜ若者は映画を倍速で視聴するのか」とか「授業をすべて倍速でみる大学生たち」みたいな記事が目につく。どうやら世間一般ではコロナ禍の影響で倍速視聴をする人が出てきたと認識されているらしい。

私はこのニュースの題名を見た瞬間2つの違和感を感じた。

・コロナ前から倍速視聴をする人はいる
・倍速視聴は若者のみの文化なの？

この2点だ。一つずつ解説する。

まず倍速視聴についてだが数年以上前からやっている人はやっていた。というか私の友人がそうだった。彼曰く、TVアニメを録画して倍速でみるとテンポが良くておもしろいらしい。その話を聞いたときは「そんな人もいるのか、ていうか倍速で見れる機能なんてあったの？」と驚いたが、今は私も動画コンテンツは倍速で視聴している。理由は簡単で短時間で多くの動画を視聴できるからだ。また倍速にすることでテンポがよくなり見やすくなる動画も存在する。ゆっくり系の動画がまさにそれだろう。

二つ目だが倍速で視聴するのは本当に若者だけなのかが気になった。
だって私の友人は30代（自称おじさん）だがYouTubeを倍速で見ると言っていた。30代も十分若いだろ！　と言われたらそれまでだけど、「若者だから倍速で視聴する」みたいな偏見を持つのはなんだかなぁって感じ。

今の世の中ってLGBTなどの少数派に理解を示そう！　って考えが主流になりつつあると思う。でも実際は「若者」って言葉を振りかざして目の前にいる人をステレオタイプに判断しちゃう人がすごく多くなってきたと思うんだよね。

今回取り上げた倍速視聴もその一つ。きっと若手社員に対して「君、YouTubeを倍速で見るの？　なんで？」と質問攻めしている人がいるんだろう。どうせ理解できなければ理解する気もないのに。

今日はこの辺で。

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