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水玉模様メンズシャツ

あまりに気に入って色ちがいで2枚、買ってしまったシャツがある。

1980年代の薄く繊細なコットン地で、見るからに丁寧な仕立て。どうやらシャツ専門のブランドだったようで、ネットで検索してもシャツしかヒットしない。

最初に買ったのは黄色。
赤・桃・黄・緑・青の5色が兄弟のように並んで、行儀よくハンガーに吊られていた。

桃色と黄色でかなり迷って、試着して友人たちの意見を訊く。満場一致で黄色と出た。

とにかく肌ざわりが最高。上等なコットンは絹よりも快適という体験を、このシャツのおかげで得た。

さて、メンズシャツなので身頃の合わせ方は女性用シャツとは逆なのだけれど、普段からミリタリーものを着慣れている私には、たいした違和感はない。

肩幅は大きく余る。メンズのMだし当然か。
裾が長いのは、Levi’s 501にインするのにかえって好都合。
袖の長さも余るけれど、どうせ捲り上げて着るから気にならない。

購入した日からしばらく経ち、このシャツの兄弟分の赤色が売れていったのは知っていた。でも、他の色が動く気配がまったくない、なぜだ。めちゃくちゃいいのに。売ってくれたディーラーYも、首を傾げ肩をすくめていた。なんだかんだ言って、服の色に関しては保守的だよね、フランス人。

じゃあ私がもう1色お迎えするよ。今度は桃色か緑色かでひと晩だけ悩み、緑に決めた。いっそのこと全色買っておけばよかったかもしれないと思うほど、愛用している。週に2回とか着ちゃう。

カットソーは縞派だけど、シャツはだんぜん水玉がいいな。ワンピースとかスカートは、縞も水玉もどっちもあり。

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