素人が1人AI画で28分の映像作品を作った話4エフェクトについて
画像作って、ぴったりな音楽と効果音使って。でもそれだけだと紙芝居になっちゃう。エフェクトやken burnsを使って初めてAI画が動き始めます。とにかく使えるのがken burn。一枚の画の中でフレームを移動する事ができるんです。拡大や縮小もできるので、例えばメンヘラ鬼畜ドS闇花粉の登場の時はフレームをギリギリまで小さくして片目に置き、そこから一気に全体に広げました。目から狙う、はライブ前の杉黒キービジュアルでも使ってます。印象的な効果が狙えます。画像の表示時間の間に始点から終点までの移動が行われるので、表示時間が長ければゆっくりに、短ければ早くなります。「ゆっくり」は例えばラストシーンの黒の顔。そして祟り神(女)のプロポーズ。あそこは動いていないようで微妙に動いています。目に力のある絵だったのでずっと目を見られて尚且つ静止画という感じにならないように工夫しました。「早い」はライブシーンや戦闘シーン。ライブシーンでシンセサイザーの鍵盤の端から端まで短い時間で表示する事でシンセサイザーをかき鳴らす感じが出せたかなと思っています。コーラスの3人や白衣さんの動きは止める所は止めて(限界ゆっくり)大きな動きは始点と終点の距離を長く、表示時間を短くして一気に動かす事で躍動感を出しました。最後の白衣さんのやり切ったという表情は絵だけ見るとそうでもないのですが、強い動きを加える事で印象的にできたと思います。例えば同じ画を二つに切って始点と終点を逆にすれば、行って戻るという表現も出来ます。この辺は色々遊んだらどんどん面白くなっていくと思います。
エフェクトについては、keynoteとFinal Cut でやっています。keynoteは本来会議用のスライドを作るものですが、アニメーションの効果が豊富でインアウトも選択できるのでかなり幅広い表現ができます。エフェクトの発動までの時間も0.1秒単位で選べるのでかなり使えますよ。keynorteはにゃんにゃん拳のタイトルとオーガニックハッピーハウスに4人のちびキャラを配置する所、などで使いました。Final Cut Pro の方の効果はコマとコマを繋ぐトランジションとエフェクトがあります。トランジションはよく使うのはライト系ですね。祟り神の変身、しゃんぷうの飛ぶシーン、そして杉の天逝のシーン。ゆっくりのフラッシュで白いコマへと繋げました。白紙への明転はなかなか使える効果だと思いました。エフェクトはイントロフラッシュやクイックフラッシュスピン。くまさんが木を薙ぎ倒すシーンやライブでミクモンがドラムを叩くシーンで使っています。フラッシュの光と共に画が激しく移動するので激しい動きに使えます。魔法少女VSにゃんにゃん拳では多用しました。効果音入れたら動いて見えて嬉しかった。戦闘シーンは大好きです。
その他エフェクト込みのテキストも使えます。例えば杉が森に入っていくシーンでは朦朧とした感じを出すのにブラーの文字を使いました
ぼんやりと現れぼんやりと消えていくこのタイトルは黒とくまさんの出会いを描いた二本目の動画でも使われています。今回の動画で杉が倒れたあと、フォントを変え、内なる声と実際の声を分ける効果もできました。あそこは黒が杉の思いを聞いているシーンなので。
ピクシーダストなどは効果音を入れるとよりそれっぽくなりますね。エフェクトはやればやるほど面白くなっていきますね。
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