【KG_137】キャベツのぬか漬け炒めごはん
数日前の夕方、ふと、自分が飲んでいるお茶の匂いをまったく感じないことに気がついた。不安になってキッチンへ行き、匂いの強そうなおかずの入ったタッパーなどを開けて鼻を近づけてみると、どれもまったくの無臭。
「コロナ……!?」
一瞬にして青ざめ、妻に伝える。もちろんふたり大慌てとなり、とにかく自分は自主隔離していたほうがいいだろうと、あれこれ準備をして部屋にこもった。夕飯に、取り急ぎ用意できるなかでもっとも匂いが強そうという理由から、妻が部屋にレトルトカレーを届けてくれた。意を