【新卒向け】社会人3年目の引継ぎの受け方~早く業務に慣れるために抑えておきたい3つの考え~

入社して3年目。
2年間働いてみて働く環境で考えることがあったり、第2新卒と呼ばれる時期のうちにチャレンジしてみたくなったりと、異動や転職を考える条件の揃った時期かと思います。ボリュームの大きい引き継ぎが発生しがちですよね。

新しい職場。最初の体制づくりが大事だと思います。
2年間働くとどんな業務にせよ「働くこと」がどんなことかわかってきていますので、より効率的かつ効果的に引継ぎを進めていきたいですよね。
そのためにはどうしたらいいか。
とにかく短期的に覚える物量を増やす?
上司に分からないことを洗い出して何から何まで聞いてみる?
チームや立場関係なく、たくさん色々な人と話してみる?
上記のどれもが正解で、その通り進められたら幸せですが、現実どうでしょうか?

本記事では実際私が新卒3年目で新しい職場で引継ぎを受けて、気を付けていたことをまとめてみました。

引き継がれ上手が抑えておくべきこと

1.引継ぎは「案件」「仕事」ではない

業務内容が分からない人に対して遂行できるレベルまで知識をつけてもらうために伝えるコミュニケーションであり、
同じく人に教える・伝える「講座」や「説明会」と違い、それを実行するための業務時間というのは確保されません。
つまり、そこに引き継ぐ仕事はあるかもしれませんが、そのマニュアルは事前に無くて当たり前です。
あったらそれは工数外労働か、業務内に効率よくつくっているかで、いずれにせよ引き継ぐ人の事前対応がめちゃくちゃ素晴らしいです。それだけで感謝しなくてはいけません。
(だから仮に「マニュアルが無いなんて仕事のできない人だ」と思うことがあれば思考力不足ですよ。)

上記を踏まえて私は以下に配慮していました。
・常に質問しない。質問する時間を設けてする。
・その場の確認・質問は以下を満たす場合のみする。
 ①業務の進行が著しく妨害される
 ②だいたい5分以内に完了する
 ③相手の断りを得る
→忙しいかな…で抱えたり躊躇するのはさらに無駄なので条件を3つまで設けてそれを満たしたらすぐに聞くとか自分の行動が早くなるようなルール付けをするのが大切だと思います。

2.いずれ自分も誰かへ引き継ぐ

教えてもらいながらこんなに一生懸命資料作ってくれたり時間作ってくれたり本当にありがたい、正直大変そう…と思いますが
自分だってずっとこのポジションにいることは無いんですかいずれは引継ぎが発生します。その大変そう…と思いことを自分もやるんです。

つまり、引き継がれながらマニュアル・引継ぎ資料をつくるのがおすすめです。画面にうつしながら引き継ぐ人にも見てもらってつくることで双方得します。
私は引き継がれたことを表にまとめて時系列で見れるようにまとめてみたりしていました。そのまま次使えるのでおすすめです。

3.最初の印象が最後

引継ぎというのは基本的に出会ってからすぐに始まります。
人として敬意と思いやりをもって接するのは当たり前ですが、
じゃあ、頑張らないと!好きになってもらわないと!
と思う方もいるかもしれません。
しかし、第一印象で努力すべきは
頑張ること、よく見せることではなくて、
引継ぎ相手に自分の本来のステータスを開示して、
課題やリスクを理解してもらうこと と個人的に思っています。

つまり、能力値を問う質問に絶対盛って答えないようにしましょう。
それは、本来受けられるレクチャーを自分で削る行為で、損と思った方がいいです。自分の小さなプライドを犠牲にスキルを失います。

人によってはすごく上記のような対応がしんどい方もいると思います。
動物というのは自分の権威を大きく見せることが自衛行為ですから、
自分のできないことや苦手なことをさらけ出すことはプライドを削る行為にもなるという価値観の人もいて当然ですので当たり前です。
できる人・努力できる人が偉いんだ と思ってます。

自分の最初の評価に大きく影響してくる人で、それは引き継いでくれる人も同じです。引継ぎがしんどければしんどいほど評価時のハイライトもよりボリューミーになりますので引継ぐ人に損害を与えることもありません。

これは蛇足ですが、人間同士なので、不快な気持ちになることも苛立ちを覚えることもあります。私はそのような場合は自分が仕事をしないといけない理由をもう一度思い出して社会人として自分の機嫌をとることに努めていました。仕事はお金を稼ぐツールに過ぎないとか、そういうことです。


以上が私が主に意識していた3つです。
どれも若手らしい考えだと思いますが、なんとなく年を重ねるほど記憶喪失思想と思うので今のうち形に残せてよかったです。
大きいものも小さいものも含めて引継ぎというのは社会人である限りあり続けますのでより効率のいい方法を考え続けたいですね。

以上。
2023/9


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