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JASMINE LEATHER(ジャスミン レザー)/EAU D'ITALIE(オーディタリー)の香水レビュー

作品について

イタリアでのジャスミンとレザーの香りの関係は古くから続いています。

ルネッサンス期には、香料が研究され、香料技術の発展。香料の幅が広がり、特にフィレンツェで処方が注目されました。またカトリーヌ・ド・メディンスとともにイタリアの科学や香料がフランスパリへと渡ります。

フランスパリへ行く途中に出会った街グラースがきっかけでフランスで手袋を広めたのもあり、革に香りをつけるファッションが流行し、ジャスミンの香りがついた革手袋など、香りつきのレザーアクセサリーへの情熱が生まれました。

当時の革製品は動物臭やなめし際に用いる香りが強かったとも言われています。

フランスグラースの革職人たちが香り付けをすることがきっかけで、貴族の間で香り付けの手袋はフランスで大流行。イタリアからフランスへ技術がわたり、香りの発展を遂げます。

それ以来、ジャスミンとレザーはお互いに調和し、そしてそれぞれの個性を発揮して、時代を超えた香りを生み出してきました。

香り

香りは、トップからレザーとパチュリのアコードにサフランのスパイシーの香りがキリッとインパクトを与えます。さらにジャスミンが加わることで奥ゆかしくエレガントな印象を演出しているようです。かっこよく、けれでも洗練されたエレガントさを芯に感じさせてくれるウッディタイプの作品です。


作品プロフィール


ユニセックス
2020年発売

ウッディタイプ
特徴的なノート:レザーノート

香りの構成
トップノート:エレミ、サフラン
ミドルノート:ジャスミン、レザー
ラストノート;パチュリ、シダーウッド


ブランドについて

https://note.com/parfum_styling/n/nf9882709e459

世界基準の調香技術、スタイリング技法を学んだ香りのスタイリストが香水をご紹介!一つ一つ香りを分析し、レビューを掲載しています。


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