ナンキンムシあれこれ
こんにちは!ぱれすぅ〜です。
フランスもやっと秋・冬の気候になってきました。
今日は、最近オリンピックを前にしてパリ中心にニュースで騒がれている「ナンキンムシ」について書いていこうと思います。
というのも、ぱれすぅ〜はかつてナンキンムシの被害に遭った当事者なので…。
ナンキンムシに遭遇した経緯
あれは5年ほど前のこと。とある事情でフランスを周遊していたときのこと。(周遊話についてはこの記事に書いてあります↓)
1週間滞在したマルセイユを離れ、リールに着いたあたりで異常な痒みに襲われ出しました。
刺された場所の数も異常で、腫れは大きくないのに差し口が真っ赤で異様に目立つ。以前ナンキンムシ被害に遭った友達のことを思い出し、咄嗟にハッとしました。
マルセイユでの心当たり
当時バレエのサマーインテンシブに参加していたぱれすぅ〜。フランス人の友達ができたのですが、そういえば彼女はめっちゃ刺されていた。
あと、彼女との昼食の時間、芝生で座っていた時のこと。
腕に止まってたカメムシをはらおうとしたら、血がブシャっと。
あれだ!!!
厄介な点①捜査が難しい
彼らは書いた通り肉眼で見れる大きさなのですが、他の虫と違って光を嫌います。そのため、隠れるのがとてもお上手。
厄介な点②炎症が発現するのが遅い
彼らの痒み成分が発現するのはとても遅く、なんと刺されてから1週間後。そのため、早期発見が難しいのです。
厄介な点③痒すぎるが、ムヒは効かない
これが一番辛かった。周遊の最終地点でパリに着いたぱれすぅ〜は、慌てて保険に入っていた病院へ駆け込み薬を処方してもらいました。(トゥールーズで一度薬局に駆け込んだものの、発現数が当時少なかったのもあり蚊の処方箋を出され、全然だめでした。)
厄介な点④吸う場所が見えるところ
特に夏!これは見た目的に痛手です。刺す数が異常に多いことから、ナンキンムシ患者だと速攻バレますし。
厄介な点⑤治りが遅い
これは人によるかもしれませんが、ぱれすぅ〜は1ヶ月跡が残りました。すぐに秋になる時期だったのでまだ良かったですが、中には3ヶ月残っているのもいて結構ショックでした。
でも、ぱれすぅ〜もやられてばかりではありません。
転々とする中で、ナンキンムシを連れ込まないように各地で対策をしました。
対策①ミントスプレー
現地の薬局に行くと、ミントスプレーが売っていました。彼らは結構匂いに敏感らしい。本当ならアロマオイルでもっと匂いが強い薬草のやつの方がいいのですが、初見の土地ばかりだったのでとりあえずスプレーをかけまくりました。
※フランスにはAroma zoneという会社があって、たくさんのアロマオイルを安価で購入できます。今後、これも記事にしていきたいと思います。
対策②熱攻撃
彼らは衣類を好むのですが、ぱれすぅ〜は洗濯する際熱攻撃を敢行。
話によれば60度くらいで卵も成虫も亡くなるらしい。
フランスの洗濯機は15度から90度まで水温を設定できるので、まず60度で洗い、乾燥機へ。持ち運ぶ荷物の衣類を一気に洗いました。
運よく、ナンキンムシを日本に持ち帰らずに済んだぱれすぅ〜。
でもフランスの保安検査場で思いがけないことが起きます。
保安検査官のおばさんの熱弁
日本に帰国しようとシャルルドゴールの保安検査場にいたときのこと。
飛行機に乗るときは液体は透明な袋で提示しなきゃいけないため、ナンキンムシのために処方された塗り薬の数々を提示していました。
すると、保安検査官のおばさんがその袋を見て血相を変えてこっちにきました。
「あなた、この薬、今すぐに捨てなさい。これは肌に強すぎて良くない。
私はこの薬を顔の一部に使ったけど、シミが数年経っても消えないのよ。痒みは消えるけど、危険だわ。」
どうやら、保安検査には引っかかっていないけど、個人的な経験からの忠告だったようで。
しかし、時すでに遅し…。
一部額に使っちゃってました。
当時まだ痒みが残っていたのでその場で捨てることはしませんでしたが、そのおばさんの忠告は正しかった…。
ナンキンムシたちは食事をとっているだけで、感染症を媒介したりしないし、部屋が綺麗でもいることから悪いやつではないんですが…。
気をつけるに限ります。
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