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【配信情報】嘘と真実と欲望を巡る『ベートーヴェン捏造』

 今回は『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』(かげはら史帆/河出文庫)を紹介しています。

 年末、書店の新刊コーナーで見かけて「捏造? 買う買う!」と秒で購入決定した本でしたが、キャッチーなタイトルとは裏腹に中々業の深い内容でした。著者の修論をベースに一般向けに書いた音楽ノンフィクションではありますが、どいつも感情が巨大過ぎる…。
 嘘でも面白い話はつい信じたくなってしまうし、面白い話は更に面白くするために盛ってしまいがちだし、推しは理想通りであって欲しい(ダメなところはなかったことにしたい)…ちょっと身につまされる話でした。

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