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漫画おとぎ話『ウパシとアッコロ』

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2018年の北海道コミティアにて配布した創作漫画短編集『まかふかしぎ』に収録したおとぎ話、『ウパシとアッコロ』です。

コロポックルのウパシを主人公とした漫画はいくつか描いているのですが、このシリーズはアイヌ民話をモチーフとしています。

最初に描いた『ウパシとアッコロ』は、アイヌ民話のアッコロカムイのお話から着想を得ました。暴れ者の巨大なクモの怪物ヤウシケプが、海の神レプンカムイに引き取られ、巨大なタコの姿をしたアッコロカムイとなったというお話です。

アイヌ民話に登場する神様や生き物達は平等な目線で描かれる事が多く、神様であっても間違いを犯したり、失敗して痛い目にあうなんていう事もままあります。

持ちつ持たれつ、すべてのものに命が宿り、感謝し合って生きていく姿は非情に美しいものです。

その美しさ、優しさ、時に残酷さを摘み取って描いているのが、このウパシを主人公としたお話達です。

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