お103話・女の子におんぶしてもらいたい男子~疲れてても乗られちゃうとおんぶしてくれる女の子
ターミナル駅を出た目の前の横断歩を渡った先にある喫茶店へ向かうことにし渡ってゆくと、広いめの中央分離帯のところで赤信号になってしまったので、そこで次の青を待つことにした。上げ底靴の女の子を急ぎ歩きなんかさせないほうがいいとおもって。
中央分離帯エリアに立っていると冬の冷たい風を強く感じたので、ボクは彼女のジャケットのフードのふさふさが自分の喉元を撫でる位置に、彼女に身体を密着させる位置に立った。この「喉元ふさふさ」を満員電車内で感じたのが、今回のこの女性との縁の始まりだっ