夜通し渋谷で友人と飲み明かした。 そんな時間もすぐに過ぎ、僕には帰る以外の用事はないはずだった。 解散した後に道玄坂を歩く最中、あたりを不安そうに見回す男が目に入った。 酒も入っていたことだ。僕は彼に声をかけた。 日本語がほぼ喋れないがコミュニケーションは取れる。 どうやら中国から来たそうだ。 友人に連れられ近くのクラブに来たそうだが、 はぐれてしまったそうだ。 彼は日本に来たばかりでわからないと言いながら、 僕に住所の書いてあるメモを渡してきた。 神楽坂。 どうやら
彼の背中は、私が知っていた頃よりも小さくなっていた。 「弱りましたね。まるで虫の息。」 部屋には飲み散らかした缶酎ハイがところせましと転がっている。 「えぇ、まぁ楽しくやってますよ。」 震える膝を撫でながら彼は笑った。 カーテンの隙間から除く日差しは、いつにもまして眩しかったように思える。 異臭と埃、髪の毛が絡みついた衣服。 キッチンには真っ黒になった食器がいくつも流し台に放置されていた。 もうすっかりこの部屋は馴染み深かった頃とは顔を変えていた。 この部屋
おはようございます。ぱらっしゃです。 酔って描きます。 そういえば知らないうちに半年って経ってたんですね。 時の流れって心を殺すためにあるんでしょうか。 どういう意味知りたいですか? ぼくもよくわかりません。 僕、この歳になっても店員さんに何か聞いたりとか初対面の方と話すのすごく苦手なんです。 私も私も!みたいな方々はいると思うんです。 でも僕、ちょっとただ恥ずかしいからとかとは違ってですね。 よく言うじゃないですか。 「自分がされて嫌なことはするな」って。 この言葉の