【第0208稿】他人に相談できないから「心の悩み」というのでは。

先にジャンルの違う話をするけども。

例えば、世間一般でよく言われる「性癖」という言葉。言い換えれば「フェチ」「フェチズム」なんだけど…あなたが持っているフェチ、他の人に言えますか?と問われた時、おそらくだけどほとんどの人は「無難なフェチ」を挙げてくると思うんだよね。

まぁ、よくあるもので言えば「胸の大きな人が好き」というフェチや、「ふともも」「ふくらはぎ」などの足系、セクシーに見える「口元のほくろ」「うなじ」とか。女性で言えば男性の「手」とか「血管」とか。

あるいは部位ではなく恰好で「制服姿」「スーツ姿」「眼鏡」「ショート(ロング)ヘア」「ツインテール」「ポニーテール」や職業の「ナース」「OL」、立場で言えば「団地妻」、行為で言えば「寝取り」「寝取られ」、女性特有の「BL」なんかもフェチに含まれる。

でもこれらって、世間的に「認められている」フェチであり、中にはもっともっと性的に特化したフェチだってあるわけで、その大半は行為に直結してくるものなんだけど、そうなると途端に「人には言えないフェチ」になってくる。実際、俺は俺のフェチを誰かに言えるかと聞かれると、まぁ絶対言えないよね。

話は大分逸れたけどさ。

心の悩み、っていうのは、その「人には言えない」部分だと思うんだ。だから思い悩むし、他人に相談することが出来ない。そこに第三者がやって来て、おもむろに

「あなたの悩みは何ですか?打ち明けてください」

と言われてもさ。言えたらこんなに悩んでねぇよ。人に知られたくないような悩みを、どうしてあんたに言えるんだ

って思うんだよな。

ただ、これ逆説的に言えば「悩みを人に言えるようになった」ら、その悩みって大体解決しているってことなんだよね。人に聞かせられない恥ずかしい悩みが、恥ずかしくなくなるんだから、それは精神的に解決したと考えて良い

窓口が必要かどうか、については俺も良く分からない。でも、本当に重要なのは「窓口に電話をかけることが出来るようになる」ための心のケアだと思う。

そのためにはまず窓口で…って話になるなら、もはや堂々巡り。

結局、その人の人生を追い詰めず、豊かに生きてくためには、何でも話せるような家族や友人がいるか、ってことだと思う。そんな人が近くにいてくれれば、思い悩むことも減るだろうし心を開放してくれるのだろうよ。

相談窓口というよりは、何でも話せる屋さんみたいなものがあった方がいいのでは?ということ。催眠術とかであるじゃん?過去の話をさせたりするやつ。ああいうので人前で言えないことを全部言わせて、すっきりさせるというのが良いと思うんだよな。

つまり本当に必要なのは心療内科だな。


うん、なんか良いこと言ってまとめた気がする。


でも、この話…


性癖の部分、全く要らないよね?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?