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【親で決まる】高校生では気づけない、今後の社会を生き抜くための一つの能力

今の親世代が子供に身に着けさせなければいけない重要な能力が、次第に明らかになってきました。


それは自分で学ぶ力、つまり学習力です。


なぜ親は子供の学習力を意識しなければならないかについて書いていきます。


理由1:大学受験は学習力を高めるのに絶好の機会であるから

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元々学習力の重要性については、すでに別の記事でまとめていました。


ここの内容をまとめると、

・新しいツールや概念がどんどん出てきて、いかに早く学べるかがより重要な時代になってくる
・最初から「できない宣言」をして諦めてしまうと、行動の範囲が狭まり、経験や吸収する知識の幅を狭くしてしまう原因になる
・大学受験の機会を逃すと、学習力は急に高めにくくなる

以上から、大学受験は学習力を高めるのに絶好の機会であるとまとめました。


理由2:働き方が変わり、学習格差が拡大するから

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緊急事態宣言に伴い、オフィスに出社せずにリモートワークで働く世の中になってきています。

アフターコロナでは、以前のような働き方には戻らず、遠隔で仕事をする人が多くなるのではないかという声も大きくなっています。


オフィスに行かなくなることによって、新人が先輩社員と顔を合わせる回数が減ります。

すると、先輩の働きぶりを見て学ぶ機会が大幅に減り、仕事を覚えるのに自分で学ばなければならなくなる機会が増えます。


自力で学ばない人は成長スピードが遅くなり、その会社で成長を実感できなくなります。


その結果、その会社にいる意味を見出しにくくなり、離職してしまう可能性が高まります。


今の高校生が社会人になるまでの数年で、遠隔で仕事をするのがもっと当たり前になった場合、学習力が社会人にとって非常に重要な能力になる可能性が高いです。


理由3:学習力は子供では意識できない能力だから

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「学習力の差が、社会人になってから大きな差になる」という内容は、高校生にとってはあまり腹落ちしません。

実際に行ってみないと、社会人とはどんなものかも、仕事とはどんなものかも、イメージがつきません。大学でさえイメージがつかないので、当然のことだと思います。


そのため、高校生自身が

社会人になったら学習力が重要になってくるから、今から鍛えておこう!

と考えて、自分からそういった環境を探す可能性はかなり低いです。


ということは、親が学習力を意識し、学習力が向上するような高校や塾を選択する必要が出てきます。自然に学ぶのは難しい能力だからです。



親が子供に介入できる機会はどんどん減っていく

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子供が成長するにつれて、親が子供に介入できる機会はどんどん減っていきます。


今は多様性の時代で、子供の好きなようにやらせるという方針のご家庭も多くなってきました。

そのため、何を学んでおくかという正解も多様化しています。「これをやっておけば間違いない」という教育はかなり少なくなってきています。


ところが学習力は、英語やプログラミングなどのようなスキル的なものとは根本的に違います。

何をやるにしても、学習力がなければ社会人としてやっていくのが難しくなってくる可能性があるのは、これまで書いてきた通りです。


最も重要なのは、学習力を学ぶ環境を提供できるのは親のみであるということです。


高校生が自力で学ぶ可能性が低い以上、親でなければできないことです。

子供の進路は子供のものですが、社会で必要になりそうな能力が何かは、親でも考えることができます。その中には、高校生の時点では腹落ちしにくいものもあります。

社会人になってから育みにくいものから優先して考えるのは、とても合理的な判断だと考えます。


●まとめ:
子供に学習力を身につけさせるには、学習力が学べる環境を親が意識的に選択しなければならない

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。


=書いた人=


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