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この本読んだよ♪『英語らしい発音は、音読でこそ身につく。』


表紙のデザインがかわいいのとタイトルに惹かれて読んでみました。

前回、英語の強弱アクセントについて書きましたが(記事はこちら)、この本のベースになっているのは『英語の発音は、個々の母音や子音の練習も大事だが、それ以上に、英語特有の強弱のリズムが重要だ!』という考え方です。

確かに、言葉は音のつながりから始まりますが、それが単語となり、単語が文章になります。その文章に適切なアクセントをつけて読まれることで、その言語らしさが表現されます。

この本は、そのために英文をたくさん音読して練習しましょうという、英語の強弱リズムを身につけるための練習本です。


全部で52Unitあり見開きで1Unitと見やすいです。47Unitまでは、各Unitで6つの短い文章を音読練習するという内容で、発音のポイントも解説を読みながら学習することができます。付属のCDで聞きながら発音練習ができます。

この本で、私が一番推しなのは、英文が短く読みやすいこと。

私の中で「音読」は、ある程度長さのある名文をひたすら読む、というイメージが強かったのですが、この本では練習する文章が短く、時間がなかなか取れない方にもさくっと読めて、とても練習しやすいです。

そして日本人が書いた文章ではなく、英国人作家であるクリストファー・ベルトンさんが書き下ろしされています。つまり、英文に不自然さがなく、またリズムも読んでいて気持ちがいいです。

英文法や語句の詳しい解説はありせんし、読み方に発音記号や読み仮名などもありません。ですので、英語は全くの初心者だという方や英語に抵抗があるという方には不向きですが、高校までの英語力が身についていればちょうどいい練習本です。

英語のインプットとアウトプットが少しずつしっかりと練習できるので、英語の発音を英語らしくしたいという方、無理なくゆっくり発音練習したいという方にはおすすめの一冊です!