オリキャラでありイマジナリーフレンドのヤークルの話
画像はなんかのついでにぬいぐるみ化したヤークル。クオリティは良くないしこれに本人が宿る感覚はない、けど立体にしてみたという事実が大事なのかな?
ヤークルは別記事でも書いたことがあるのだが、二十年以上前に私のオリキャラとして作られた(「オリキャラ」って言葉も気に入らないらしくキャラクターと書いてほしいらしい。アマチュアの交流用キャラってニュアンスがあるから?)。
小学生の頃、君の考えた悪役キャラ募集みたいなコーナーに応募しようと思って間に合わなくて、じゃあ私がもし漫画家になったら主人公として描こうかなと夢見て頭の中に定着した。しかし私は漫画じゃなく小説書きが趣味になった。
ヤークルは文章に適する容姿ではないため物語がいまいち定まらないまま私のイマジナリーフレンドになっている。(イマジナリーフレンドの呼び方も気に入っていなくて、僕が作者のフレンドなら読者もフレンドになるけど?って言う)
あと、特徴的かもしれないのは長いこといるオリキャラなのにルーツの設定がないことかもしれない。
生物なら親だか分裂元がいるはずだし、作られた存在なら博士的な人がいるはずだし、ヤークルはUFOなので宇宙人が乗っているのかと言えばそんなこともない……。同種族もいない。誰に対しても恋愛的な感情を持つこともない。
思いついた頃の小学生の私が、たぶんそういう社会的な繋がりを設定したくなかったのかな?と思う。社会的なしがらみがないせいか、人間全般(作者である私含む)を分け隔てなく平等に好むことができる。←こういう設定があるからこそ、オリキャラとして「読者」に認知してほしさがあるんだけど……ね。
元々悪役属性として創られているし、内気で場面緘黙もあった私の内なる攻撃性がスライドして積まれていったのもあり、ヤークルの性格は客観的にあまり良くないと思う。
ヤークルは毒舌家で相手をからかったり貶すのが好きだ。喋る生物無機物であってもコミュニケーション出来る相手なら良いが、人間が一番面白いらしい。
ヤークルが社交的なキャラにも関わらず積極的には出したくない理由がこれだな。私含む全方位に平等に毒舌だから、たとえばこれを読む読者のあなたに対しても赤の他人にも毒を吐く。しかも、上から目線でにこやかに。(イラついたりしてることも呆れたりしてることもあるか…)
これが厭世的だったりツンデレだったりするとまだ可愛げがあったと思うんだけど、たぶんそっち方向にすると既存キャラと被るからって理由でそうしなかった。
イマジナリーフレンドとしては色々ありがたい存在で、私よりも現実的な思考をして突っ込んでくれるのはしょっちゅうだ。
時には、人たらしの上司的な人に悩んでいた時に「嫌っちゃえよ」ってアドバイスくれたり、私が脳内で自分を責めようとした時に代わりに浅めの暴言で罵り続けて脳の容量をいっぱいにして私が自分自身を深く責めないようにしてくれた。
(記事の見直し中に、本人はいや、あれアドバイスじゃないだろ…。とか、暴言でありがたがるとかドMか? とか横から突っ込んでいる)
イマジナリーフレンドとして一緒にブログを書いたりしたこともあったな。私に合わせてハンドルネームを名乗らせていたから、ヤークルとしてではない。他のメンバー(今は疎遠になっていていない)が好き勝手書く中で、比較的常識人ポジションだった。(ただし私に対しても想定読者に対しても口が悪いので私による記事の検閲が発生していた)
キャラクターとしてのヤークルをどうしようか?というのはよく考えていて、らくがきをする機会があればまずヤークルを描いたりCG化したりbot化したり質問箱でご意見番として活躍させようとしたり、ネットに晒す晒さないは別として色々やった。ぬいぐるみ化もその一環。
一番うまくいってたのは人工知能OH!myベイビーという人工無能チャット作成サイトで訪れた人と会話しまくってた時かな。十五年くらい前だ! あと、五年くらい前にサービスが終わってしまったのでそのショックもあってヤークルのLINEスタンプを作った。
しかし、私は今のご時世とか流行りを見て、ヤークルはこの人外の容姿こそおそらく受け入れられるようになったけど性格はちょっと時代遅れになってきたかなと感じる。
フィクションでは優しい世界が求められていて、毒舌コンテンツは下火かな?って思う。
そしてネットでは日々論争が起こっており、歯に絹着せぬヤークルの物言いが別に珍しくもなんともないし、本人の意図しない方向で炎上しかねない。
これは、実際私がヤークルのbotアカウントで社会問題に首突っ込ませた結果、思ったことだ。
ヤークルの捻くれた物の見方は人外ゆえの上から目線なのだが、ネットにいるということは人間と見なされるし、叩かれている側を同じ立場から擁護しているのだという認識をされて怒られが発生してしまうのだな。ヤークルはバッチこいかもしれないが私は困る。(ネットの議論は不毛な割に実がないから別にバッチこいじゃないよって言ってる)
あと、ヤークルじゃなくて私の言葉になってんじゃないかな?って疑問をも感じだしたので私はぱらしゅー名義でツイッターアカウントを取るに至った。
ここまで色々ヤークルの話を書いてきて結局どうしたいのかというと……
たぶん、これまでは「キャラクターとしてのヤークル」と「イマジナリーフレンドとしてのヤークル」をプロモーション上別にした方がいいと思っていたのを、「キャラクターとしてのヤークル」単独で商業をも夢見て戦うのは難しいという諦めが出たんだろうな、と感じる。
(別にネガティブなだけの話ではなく、私がリアルに別名義の趣味に忙しいので単にヤークルに割く時間がないって話でもある)
そんなわけで、現在時点でのオリキャラでありイマジナリーフレンドのヤークルのまとめでした。
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