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【シャニマス】4thライブの内容について書きたい、摩美々の手紙の話を

2022年4月23~24日にかけて行われたシャニマス4thライブ「空は澄み、今を越えて。」を観ました。現地で。
初めての現地といえるのは昨年のクリパday2だったんですが、あれはほぼトークイベントだったことを考えるとライブとしては初現場といって差し支えないと思います。

全体の感想などは既にたくさんの人が書いていると思うし、いざ自分で書こうとしても「超良かった!!」で終わってしまいそうなのでここだけは胸に刺さった、そしてなんとなく見過ごされてしまっている人のひとりにでも気づきになればいいな、というポイントだけ書き記したいと思います。
※当然ですがライブのネタバレを含む、というかネタバレでしかないので、それを望まない人はここで止まっていただきたい。

摩美々の手紙Day1

今回のライブではざっくり説明するとDay1で「過去の自分への手紙」、Day2で「未来の自分への手紙」が各アイドルでユニット毎にスクリーンに表示されていました。
ここでいう「過去」というのが明確な情報が公開されていないので不明なのですがおそらく曖昧で、本人がアイドルになった、アイドルをやっていこうと思った始まり。くらいの地点へ向けての手紙になっているようでした。
(例えばめぐるなら事務所に入ったばかりでイルミネには出会っていたかいないのかが、手紙を書いているめぐるにも不明だったり、あるいは千雪が書いた手紙ではW.I.N.G中盤までの雑貨屋とアイドルを掛け持ちしているころの自分にあてたものとなっていたりと一定条件ではなさそう)

私の担当アイドルでもある田中摩美々の手紙についてここから書き起こします。現地で画面に映し出されて、内容が頭に入ってきた瞬間に大号泣してつっぷしちゃったすごい手紙を。

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田中摩美々


隠れてないで。

迷ってないで。

差し伸べられた光から、
目を逸らさないで。

忙しない毎日が

待っているから。

それが、色の混じり合う場所。


あなたが、いる場所。


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自分が摩美々のことを良いな~と思う理由のひとつに「重すぎない」という部分がある。とはいえ重いコミュが嫌いなわけではないし(それならシャニマスなんてやらないだろう)、ただそういった自分の深層が揺らぐよりも先に周囲への気配りや気遣いが先だってしまう優しさ、いい子なところが魅力だと思っているからそういうのは無くてもいいなと思っていた。
自分の感じた感覚では恐らく摩美々の心には少なくとも3つの層があって。

・みんなに見せたい自分(悪い子、無気力、周りのことは気にしていない)
・そうだと思われたくはないけど、そうありたい自分(優しい、周囲の誰かに嫌な思いをしてほしくない)
・上記2つの理由、動機となる本心

ここでいう2つ目が、誰かに見透かされたとき摩美々の綿飴ポンポンが出る箇所だろうと思っている。そこから深い部分がうっすらと描写されたは自分の覚えている限りパープル・ミラージュのTE、しかも家庭環境の一部は出たものの、本人の気持ちの描写としてはかなり抽象的な言葉のみで表現されたものとなっていた。
そこが、今回のこの手紙で「昔の自分へ向けた手紙」という極めてパーソナルなものであったからこそ、摩美々としてはかなり具体的な言葉で内面を言葉にしているのが本当にびっくりした。摩美々でこんなことあるのか…と。

書き起こしを再掲しながら自分が思ったことを追記してみよう。

隠れてないで。

迷ってないで。

この2行はPと出会ったときの気持ちと、信じていいのかを見計らっていた時期を思っての事だろう。信じられる今だから言える言葉にはなってしまうけど、早く気付いてほしいと。信じたいけど、本当に信じて良いのかを迷っていたってことだと思う。

差し伸べられた光から、
目を逸らさないで。

ここではありふれた表現での「差し伸べられた手」ではなく「光」と記されていることで、Pと会うまでの、アイドルを始めるまでの摩美々が闇の中にいるようだと感じていたことを言い表していると思う。
その出会いが光だと感じていて、しかも光を見つけたのに目を逸らしてしまいそうなほど懐疑的な気持ちだったんだなと。

忙しない毎日が

待っているから。

それが、色の混じり合う場所。

あなたが、いる場所。

W.I.N.G終了後に摩美々の言う「これからは高見の見物」とは裏腹な忙しなさ。それは同じ家に住み、奇抜な服、奇抜な髪色にしてもそれに気づいてもくれない母との生活で沁みついてしまった「透明な自分」ではない、誰かが自分を見てくれている、触れ合い、ぬくもりをくれる場所。

【パープル・ミラージュ】田中摩美々で書かれていた、かつて初めて髪を染めたときの摩美々の心象。


摩美々が髪を紫に染めた理由。赤でも青でもない、誰にも捕まえられない自分になるために色を混ぜた摩美々が、プロデューサーやアンティーカ、283プロのアイドルやファンと触れ合い、「あなた(私)がいる場所」として文字通り「混じり合う」ことを「色の混じり合う場所」と記しているのが本当に感動的で、摩美々良かったね、という気持ちでいっぱいになった。今でも当たり前に紫の髪でいるけど、それが紫である理由は全然違う、もっと嬉しい何かを体の一部に刻むような、そんな紫なんだね。きっと。


感想書いた!すっきりした!ほかにも書こうと思ったことあったけどもういいや!見てない人はアーカイブ買おうね!

#アイドルマスターシャイニーカラーズ #シャニマス


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