インフレ時代が来るならFIREするべきでは無い?!4000万円問題も問題ではない。
止まらないインフレとか言われてるが、とりあえずデフレの30年がバブル崩壊によって、公定歩合引下げすぎたせいで起きた異常事態で、さらにアベノミクスでデフレ最高みたいな雰囲気を出したから良くなかった訳で、そもそもインフレは歓迎するべきだ。
インフレ下で経済成長すると金利も倍、物価も倍、企業物価指数も給料も数倍-数十倍となるのが普通だ。
老後4000万円問題は問題でもなんでもない。
ここ最近、
老後2000万円問題だったはずが老後4000万円問題になっている事で話題だが、
これは特に懸念するべき問題ではない。
1970年代、インフレ時代の大卒初任給は3万円台だった。
70年代の人に50年後までに2000万円貯めなくてはいけないよ!と言ったらビックリするのではなかろうか?
積水ハウスとかの大手で立派な家を建てても当時の住宅価格は500万円程だった。その4倍貯めろと…!?
デフレの期間が長すぎて当時の感覚を持っている人は皆無なのでインフレが来たらまた歴史は繰り返すのかもしれない。「歴史は繰り返えさないが韻を踏む」くらいなのかもしれないが。
とりあえず、
70年代に初任給3万円貰っていた人に2000万円貯めとけと言われたら絶望しただろうが、
2024年になってみて、実際のところバブル崩壊までに、バブル崩壊後に長期間のデフレを経ても、2000万円ぽっちを貯めれなかった人は果たして居たのだろうか…?
当時そんなインフレに危機感を持ったり、余剰金を企業年金や医師会とかの年金加入していた人達は今はそれだけで年額300万円程貰っている。
これからもそういう時代が来るのだろう。
今ある1億は30年後には1000万円くらいの価値しかない?!
とりあえずインフレの時代がやってくるならその対策は株や資産を持つ事だ。分散投資はありだが、ドルでは無い。
住宅は借金と言われてるが、今の大手の長期優良住宅は40年後までの価値がある程度保証されている。耐震性の基準も高く物価が上がればそんなに価値は落ちないだろう。
築50年の中古住宅が当時建てた額と同じ500万で売れたら良いのではないか?立地によっては土地だけで3000-数億の価値となっているので結局高値で売れるだろう。
変動金利も4%前後まで上がり得る。2-4%で変動するくらいが普通だ。
35フラット金利も今は1.8%-3.36%。自分が建てた時は35フラットSで0.7%台だった。当時は大手ハウスメーカーも当時は当然の如く変動を推していたが今やこの通りだ。
つまり日銀がようやくマイナス金利を解除した段階だが、すでにインフレは進行している。
インバウンドが原因とされている割高なホテルの料金や外食費もそれが本来あるべき価格だ。ガソリン価格も抑えてるから今の価格なだけで本来なら倍になっててもおかしくは無い。
そう仮定して、今後全ての国内物価がそのように跳ね上がるのであれば…いち早く資産を株や不動産やモノに移さなければならない。
今1億円の現金を持っていたとしても給料もインフレに伴って上がれば早ければ10年足らずで実質5000万円くらいの価値しかなくなり、家の価格は大手で4000万円くらいだが、8000万円〜が普通の時代となっているかもしれない。
FIREすると信用が無くなる
これは盲点となる事が多いが、いくら資産があっても無職だとカード審査が通らなかったり、お金を借りられなかったりする。
ファーストアーリーリタイヤして配当金生活の無職だと信用がほぼ無いに等しい。
インフレで億以上あるのに資産が減り続けて無職で信用がないという事態は避けるべきだろう。今FIREしてはならない。
ちなみにオバマ政権辺りまではFXで1000万円でも稼げたらすげー!てなっていたのに今や株や専業トレーダーでも1億か…ほーん。。位の雰囲気がある。これも米インフレや円安の影響で国内の円の価値が落ちているからなのかもしれない。
日本だけ物価が上がらず、シン・インフレとなる場合
名目金利とか実質金利は米金利と日本金利の差も考慮されるのだが、日本だけ物価が上がらない可能性もなくはない。先進国はそもそも物価上昇率は緩やかになりがちだ。
日本が利下げしすぎてバブル崩壊した原因の張本人はほぼアメリカなのでアメリカはデフレを超絶ビビっている節がある。
なのでリセッションの危機も迫っているのに米インフレが鈍化しない場合はもう経済崩壊させてでも利下げどころではなく利上げをしなければならないのだが、6月利下げ予定だ。
勝手にインフレは収まるだろうと楽観的なのだろう。いざとなれば軍事力でどうにか終戦させれば良いとか思っていそうだ。
6月から順当に利下げを続けると日本のバブル崩壊と同じような状況を今後アメリカ自らが引き起こしてしまうかもしれない。
なので筆者はドル建て資産は持たない方がいい気がしている。円高に振れただけで米株の資産は半減してしまうのに、米リセッションで株も下がったら平気で1/3-1/4とかになるのが米株だ。
この場合は将来的な円の価値はたいして変わらないのかもしれない。
日本は平常運転の中、アメリカがバブルとなって物価や株が上がりまくり、勝手にドル安となり、今までのように外人はインフレの恐怖で円を買ってヘッジしたり、資産バブルのドル余りの状況で日本株を買いまくり、勝手に円高となり日経平均株価も勝手に数倍となって、輸入製品をやめて鎖国して国内自給率を税金をちゃんと払う外国人労働者で上げる。日本はゆるやかにインフレの時代を謳歌する。
植田さんの楽観的な感じはこっちのシナリオを想定しているのかもしれない。
とにかく米株やドルを買うのは日本人としては今後得策では無いように思える。というおはなし。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?