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海外で会う日本人だからといって必ずしも気が合う訳じゃない

エジプト7日目、ルクソールにて。僕の旅は19日なので、まだ半分にも達していないのだけれど、今の所少し思ところがあったので、すこしだけ書きたいと思う。

お金の使い方について

 海外に来る日本人には、色々な人がいる。それぞれお金の使い方や、どう過ごすか、誰と仲良くするか、トラブルとの向き合い方など、挙げ始めたらキリがないくらい個々の違いが出る。そういうものは結構日本国内の旅行に比べて拘りが出やすく、相容れないことは確実にある。(だから海外は一人旅が好き)

 お金の使い方ひとつ取っても、食事に金をかける、経験に金をかける、便利さに金をかける、時間の節約に金をかける、何にもかけない、といった様々な人がいる。僕は大学生であまりお金が無いため基本的には金をかけず、かけるとしたら経験に、である。日本人と旅先で会った時、こういう問題が生じることがある。恥ずかしながら英語が堪能ではないため、ツアーで会って仲良くなった外国人(特に欧米)とはツアー中に仲良くなってインスタを交換してもその後があるわけじゃないから、こういう問題は生まれない。

 ルクソールであった日本人の違和感

 ルクソールで、日本人と会い、食事をすることになった。仮に彼の名前を宮崎くんとする。宮崎くんは僕の2個上で、海外はヨーロッパ周遊したことがあり、今回の旅はエジプトとトルコを回る予定だと言っていた。食事や経験に金をかけ、予算も自分の2倍以上はあった。最初に提案されたレストランは400エジプトポンド(2000円)するようなところで、ちょっとキツかったので普段僕が食事する場所より少し高い所くらいを提案した。すると彼は、勿体ないですよと一蹴した。

決して自分は食に興味がない訳では無いのだが、エジプトの大衆食堂でも日本では食べれないものを食べれるから良いと思っていた。

 食事中、風が吹き宮崎くんのナプキンが床に落ちたとき、彼が拾わなかったので僕が拾うと、あ、そういうのちゃんと拾うんですねと言った。

食事が終わり店を出て、ホテルの方向に歩いていた時、宮崎くんが15くらいの現地の少年に絡まれていた。適当にあしらえばいいものの、宮崎くんは少年を車に押し付けるようにし、殺すぞと日本語で脅していた。僕がびっくりして何があったんですかと聞くと、いやーなんかしつこかったからやりました、殴っとけば良かったですと言ってきた。

彼とはホテルが違ったので別れ、帰路に着いた。日本人がどう思われるかというのは置いておいて、旅先でお金を使っているからと傲慢な振る舞いをする人は嫌いだ。逆に、日本という恵まれた国に住んでいるからと言って値切ったりするのを敬遠する人もまた、少し自分とは違う。異国、今回ならエジプトにおじゃましているという謙虚な姿勢は持ちつつ、適切な場所に対価を支払う、そういうのが自分の旅である。


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