食事遍歴 幼少期から結婚するまで

結婚するまでは
食事=摂餌でしたね
生命維持のために栄養をとる目的で食事をする
だから、味や見た目などは気にしないというか。
ただ嗜好品は別でした
食事と嗜好品は全く別のもの
生命維持のための食事と楽しみのための嗜好品といった感じ。

自分が子供のころは
食事は祖母が作っていました。
昔風というか田舎風というか
ごはん+みそ汁+漬物+煮物という料理が多かったです。
昼は焼き魚と漬物とお茶漬けみたいな。
味については記憶ありませんねぇ。
バリエーションもあんまりなかったし、どれも似たような感じだったし。

なんというか
毎日同じ時間に同じ場所で同じようなものを食べる。
言ってみればルーチンワークですね。
あんまり食事に興味がわかなかったのも納得かもです。
定時の食事以外に、違った場所で珍しいものを食べる、
それが自分にとっての嗜好品だったわけです。
祖父とお出かけしてハンバーガーを食べるとか
知り合いのお店でお好み焼き食べるとか。
そういうのはとんでもなくおいしかった記憶があります。

実母が絶望的に料理が下手だったというのも原因の一つだったと思います。

祖母が死去した後は母親が食事を作ることが多くなったわけですが、
母親は味覚障害で苦みと酸味を感じていませんでした。

また、栄養バランスにうるさく添加物は毒物だということで嫌いでした。
今でいうところの意識高い系だったのかもしれません。
一方で腐敗に関しては無知というか無関心で
残り物のおかずをテーブルの上に何日も放置してあったりしました。

酸っぱくなったり異臭がしたりするのですが全く気にせずにいて、

それらも普通に食卓に並べられていましたが
そういうものは食べないようにしていましたし

わからないようにこっそり捨てることが多かったです。

もちろん腐敗していないおかずの方が多かったですが
そもそもの味がおかしいのです。

計算上栄養バランスがとれていればOKというポリシー?なので
黒焦げだったり生焼けだったりは無問題。
調味料は添加物の塊なので極力使わない。
塩分の摂りすぎは良くないので塩は使わない。
だけど醤油は「塩」ではないので無問題。
内臓は栄養価が高いので魚介類の「わた」は取らないで調理する。
ビタミンが抜けてしまうので水さらしや灰汁抜きはしない。
苦みというものはこの世に存在しないので無問題。

そういう感じでつくられたものがどんな味、臭い、彩の料理になるかはご想像にお任せします。

そんなこともあって
高校生くらいになるとなるべく家で食事しないようにしていたし
食事する羽目になっても
とことん無心で、味や色、臭い(香りではない)食感など感じないようにしていました。
こんな状態なら食事=摂餌という感覚になってもしょうがないですかね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?