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子どもの頃のおでこの傷と不思議な声が聞こえる体験

「#私だけかもしれないレア体験」という募集中のお題があったので、あまり文章力に自信はない私だが、ダメもとで試しに2つほど書いてみることにした。
これから書く内容は、たとえ信じてもらえなかったとしても、本当に自分が体験したことである。

Ⅰ小学二年生の冬休みに公園で

私は5人兄弟の2番目で長女である。
上は4歳上の兄、下に年子の弟2人と5歳下の妹がいる。
夏休みや冬休みなどはよく近所の公園で兄弟で遊んでいた。
私が小学生の頃の昭和時代の遊びなんて、公園や神社で鬼ごっこや缶蹴りするのが主流だった。

その日もお昼ご飯の後、兄弟みんなで近所の小さな公園で遊んでいた。
その公園の遊具には、鉄棒やブランコ、ジャングルジムなどがあった。
公園の端の方に高さ50㎝くらいで幅15㎝ほどの平均台のような遊具があった。

何を思ったのか?私は助走をつけてその平均台を飛び越えたくなった。(ハードル競走のように)その頃の私は運動もちょっと得意だったので、5mほど先から助走をつけて走った。
しかし、なぜか?
たったった・・・ひょい!と足を上げた時までの記憶しかないのだ・・・。
気づいたらその平均台のような遊具の向こう側で体育座りでしゃがんでいた。

「あ、そうか。私、飛び越えたんだ!」

私は何とも不思議な気持ちだったが、それじゃ、またやってみようと手でおでこを触ってみた。

「あれ?血が付いてる?」私は驚いて
「お兄ちゃん!血が出ちゃった~!」と兄を呼んだ。
兄は驚いて駆け寄ってきた。
「立てるか?」
「う~ん…」
すると額からポタポタと地面に血が落ちた。
「わぁ~ちょっと待ってろ!お母さんに言ってくる!」
と兄はダッシュで家へ向かった。

その間、公園で待っていたのだが、私のケガに気づいた近所の魚屋のおばさんがタオルを一本持って駆け寄ってきた。
そして、自分の膝枕に私を仰向けに寝かせてそのタオルでおでこをずっと押さえてくれていた。
傷の痛みはまったく感じなかったが、タオルが真っ赤に染まっているのを見た。

ほどなくして、父と母が車で公園に着いた。
そしてそのまま、車に乗り込み近くの病院へ行った。
おでこを2針縫った。

私が生まれて初めて経験した、大きな怪我だった。
今でも、おでこのちょうど中心あたりに斜めに3センチほどの縫った痕が残っている。

Ⅱ不思議な声が聞こえる

私は今までに自分にとって「重要な人」と出会った時や別れの時になぜか不思議と頭の左上の方から自分の声で聞こえてくることがあった。
それは今までに5回経験している。

①親友のSちゃんを初めて見た時


②前夫と初めて会った時


③前夫が亡くなった日の朝


④保険会社のロールプレイング中に


⑤現夫と5回目のデートの日


番外編

・私が中学一年生の頃

小学六年生の時の同級生の男の子が亡くなったと聞いた。

昼間だったか夜だったか記憶があいまいだが
自宅に電話がかかってきた。
「もしもし、あたし。あのさ、〇〇君が亡くなったの聞いた?私、お葬式に出ようと思うんだけど、一緒に行かない?」と同級生と名乗る女の子からだった。
私は、誰からの電話なのかわからないまま「うん、いいよ」と答えた。
「じゃあ、明日の〇時に〇〇病院近くの信号のところでね~」と約束して電話を切った。

しかし、何十分待っても誰も来なかった。
結局、私はお葬式に行くことは出来なかった。
もしかしたら、〇〇君が電話をしてきたのかな?なんて思っている。

・19歳の頃

真夏の夜中のことだった。
両親が大げんかを始めた。それも、いつもと違う。
私は、歩いて5分ほどの距離にある祖父と祖母の家へパジャマのまま、
靴も履かずに必死に逃げた。

その途中、ふっと左側の道を見た。

白い着物を着て、黒髪おかっぱ頭の女性が後ろ姿で立っていた。
直立不動でまったく動く気配がない。
彼女が見ている方向には…お墓が!
最初はまったく何も怖さなど感じなかったが
「ちょっと待てよ。今、夜中の1時半か2時頃だよね…」
私は、ハッとして祖父宅に向かって一気に走り出した。

あれは幽霊…だったのか?
未だに不思議である。

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