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つまみ食いキャリア10年目

私は今年で32歳で、今までに3回転職をし、4つの組織で働いてきました。
1社目は人材派遣関連の会社。びっくりするほど反りが合わず、社長から退職を促され、1カ月で退社。
2社目は映像制作会社でテレビ番組やWEB動画制作をしました。元々記者志望だったこともあり、縁あって翻訳のバイトをし入社(業務委託だったので社員じゃなかったのですが)。休みがあまり取れなかったり、給料が上がらなかったり、自分自身のことを嫌になったりして転職を決意。4年間AD/ディレクターとして働きました。
3社目は食料支援のNPOで働きました。WEBマーケティング関連の職に就いたものの、3ヶ月で営業へ異動することに。対面コミュニケーションやプレゼンが本当に苦手だったのでつらいものがありましたが、おかげで少しは電話対応にも慣れました。慣れるもんですね。夫が現職に転職したことで転勤族になり、2年半ぐらい在籍していました。

そして現在、4社目として大学で働いています。海外の大学とやり取りする、英語の専門職みたいな感じです。英語のスピーキング能力はなんちゃってというレベルで、英文メールもAIに助けてもらいながら作成しています。遅ればせながら去年英検準1級を取ったものの、スピーキングにはずっと目をそらし続けている今日この頃、、、英語のハノンをやり直すか、NHKのラジオ講座でもやってみようかしら、、オンライン英会話のほうがいいのかしら、、、などとうだうだしております。

キャリアって、なんとなくですが、営業みたいな現場仕事から始まり、マネジメントや専門職になったりと、だんだんとグレードアップするものなのかなというイメージなのですが、私は結果的に全部バラバラの職を渡り歩いていて、今後の予想もできないほどです。とはいえ4社中3社は英語力を評価して私を雇ってくれたので、そういう意味でも英検を取りました。本当なら、1級とか、TOEICも900点台とかあったらいいんだろうなと思いますが、重い腰が上がりません。。情けないことです、、。

つまみ食いキャリアというのは、映像制作会社の上司が言ってくれた言葉。いきあたりばったりに見える私の職歴も、実はどれも目標、夢を叶えられています(1社目以外)。映像制作会社では、社会問題をWeb動画で伝えてみたい、伝えられるようなスキル・経験を積みたいという目標を叶え、NPOでは、世界的な貧困問題をアニメで伝えたいという夢を叶え、現職では、2社目で叶える事ができなかった、会社のお金で海外に行く「海外出張」の憧れを叶えました。

正直、普通に大学を卒業して、普通にいい会社に働いて、どんどんキャリアアップする人を羨ましいと思うこともあるし、私がもっとちゃんとして、ちゃんとした選択をしていれば、、と思うことは何度もあるけれど、私の思う「ちゃんとした選択」をしていたら、こんないいとこ取りみたいな目標の叶え方はできていたのだろうか、とも思います。

よくもわるくも、私はこんな風にしか歩むことができなくて、でもそれは誰にもまねができない事で、私しか得られなかった経験だから、しょんぼりする事があっても、変に自分を矮小化せず、開き直って、笑って、胸張っていられる自分でありたいなと思っています。


おわり。