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サラリーマンと資本家

大それたタイトルにしてしまいましたが、GoogleのAIのGemini Advanced(ジェミニ•アドバンスト)が公開されました。

月額20ドルから利用可能で、OpenAIのChatGPT4に近いモデルですが、いよいよMicrosoftも含めた巨人たちの戦いがスタートした感じです。

このニュースを受けて思ったことは、インターネットが登場したときと同じで、まずは遊びの部分で試行錯誤が繰り広げられて、キャズムを超えて社会の変革が起こるのはもう間もなく訪れるのではないかということです。

これまでも産業革命で熟練工のブルーカラー層が淘汰され、インターネットの登場でなくなった仕事も多くあります。昔は電話交換手なんて仕事もありましたよね。

そこで今回のAIで一番淘汰されるのは、ホワイトカラーというわけです。

アメリカ市場を見ても今回のGoogleやMetaのような AIの本丸からまずはこの淘汰がスタートしていて、無駄に賃金コストの高いプログラマーなどが大量解雇されています。

そういう私も現在は事務職でまさにホワイトカラーなのですが、このニュースを見た時にいずれ賃金下落プレッシャーがかかり、レイオフの対象になるかもしれないと戦慄を覚えました。

ではどう対処すれば良いかということですが、まずはAIを使いこなせるようにと思い、ChatGPTに課金して仕事でも使い始めました。今回ジェミニ•アドバンストも公開されたので課金してみるつもりですが、今後はこうしたAIを駆使しながら現在海外で流行り始めているスモールコミュニティを並行して運営していくのが良いのではと思っています。

特に日本ではこれまで供給過剰になっていたホワイトカラーがこのAIの登場でかなりの部分がなくなる可能性があり、今では人口減少も相まって、逆に大工などの建築現場などで人手不足が鮮明になってきています。やはり需要と供給のバランスは大事だなとつくづく思います。

それと同時に淘汰された側に陥った際にできることといえば、雇われマインドではなく、独り立ちということで、タイトルにも書いた「資本家」になるということです。もちろんそれ程莫大な資金を手に入れることは難しいので、バフェットも言うようにコツコツ時間をかけて積み立てることが大前提になりますが、まずは目の前のできることを一つずつクリアしていくしかないです。そういった意味でもiDeCoとNISAは社会保障の一環とも言えますし、やらない選択肢はあり得ないかなと思います。

今日本市場も好調ですが、過去の最高値に近付いているだけでそれを1とした場合は0.9位の位置で、アメリカ市場は最高値を更新し続けて遥か彼方に行ってしまっています。

今は2000年のドットコムブームと似た状態のまさにブームが起こる前夜で、コツコツとiDeCoとNISAを積み立てて、良い決算を出した生産性向上に寄与しそうな銘柄をなでなでしながら抱いていたいなと思う次第です。

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