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サヨウナラ。TOHOシネマズの女
「TOHOシネマズの女、引退してしまいますね。」と、知り合いからラインが来た。
私が、TOHOシネマズの女ラバーであることを覚えてくれていたのだろう。
TOHOシネマズの女とは、わたしが見る映画に9年間付き添ってくれた女性。
山崎紘菜さんのことだ。
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TOHOシネマズの女は、喋り方がいい。
上映前の高揚を抑えてくれる優しい口調。
紙兎ロペと同一空間にいるとは思えない、上品な佇まい。
そして、時々、何があったのか心配にさせるような服装と髪型。
どれもがラブいのだ。
そんな山崎紘菜さんは、TOHOシネマズの女を2021年で引退する。
今日は2021年12月31日。
Twitterで見る限り、たくさんの人がTOHOシネマズの女に別れを伝えられたようだ。
便乗しなければ。
急いで、別れを告げる準備にとりかかった。
いざ、ダウンを着て、TOHOシネマズの女の元に向かおうとすると、
「今から行くの?寒いし、大晦日よ!やめなさいよ!!」とお母さんに異常なほど怒られた。
確かお母さんは、お昼から大晦日に食べる年越し蕎麦とかを準備していた。
だから、最適な時間に年越し蕎麦を食べて欲しかったんだと思う。
そう知っていても、「今日が最後だっていってんじゃん!!いかなきゃいけねぇんだよ!」と私の体は暴れた。
こっちは「今日が会える最後なんだ😭😢」という悲嘆モードがONになっちまってんだ。気持ちなんて抑えることはできない。
おそらく、今年最後の親子喧嘩である。
年越し蕎麦の湯気を見ながら、産んだ子供の計画性のなさを呪ってほしい。帰ってから食べます。
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映画館に到着!!
開場からそんなに時間は経っていなかった。おそらくセーフだろう。
紙兎ロペが流れていた。
そのあと、様々な予告が流れる。
「へー!ゴジラの後始末をする映画やるんだ〜。新しい視点だなぁ」
予告を見ながら、そんなことを呑気に考えていた。TOHOシネマズの女は、おそらく、もうちょっと後だろう。
しかし、急にあいつが現れた。
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やばいと思った。
こいつはやばい。こいつは終盤のやつだ。
TOHOシネマズの女の後に流れるやつな気がする。
そして矢継ぎ早に、これ。
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もう絶対だめだ。
しまいにはこれ。
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でもギリギリまで。ギリギリまで待つのだ。
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おわった。
もう、このロゴが出てきたら、終わりだ。
暗転。
流れ始める本編。
おわった。
見逃したのか。TOHOシネマズの女、開場時刻と同時ぐらいにやってたのだろうか。
TOHOシネマズの女って、紙兎ロペの前だっけ。。。
あーーーー🤦♀️🤦♀️🤦♀️🤦♀️🤦♀️
TOHOシネマズの女。年越し蕎麦。
脳内に二つの画が交互に点滅する。
なぜか耳が熱くなった。つらいと耳が熱くなるんだ。人間って。
上映開始10分。
本編で流れてくる北村匠海の顔は処理できなかった。傷心中には顔が濃すぎ。完全に容量オーバー。
「TOHOシネマズの女ーーーー😭」
心の中でちょっと泣いた。
バイバイが言えると思ったタイミングで、バイバイって言えるわけじゃない。
2022年は、しっかり前もって、後悔のないように生きるんだ!!!
TOHOシネマズの女も幸せに!!!
いつか、ふとした時に、本編で出会えることを楽しみにしています。
映画自体はそこそこ好みの作品であったのが救い。
やっぱ、腐った最悪な恋愛と若者って相性最高だよなぁ(酒)て気持ち。
というわけで、良いお年を。(って大晦日には言わないって、林修が言ってたけど、そんなの知りません。)
帰ったら、もう一度お母さんに怒られ、喧嘩しました。最悪です。
ps:TOHOシネマズの方へ。
インスタか、YouTubeで、山崎紘菜さんの最後の挨拶映像を公開してくれたら嬉しいです。待ってます。
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