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心お一つ1000円です

今日は麻雀関係ないです。
なんとなーく自分の仕事のことについてメモ程度に。

現在社会人2年目の私は2ヶ月前に転職して、新しい仕事を始めたところです。

1年目の仕事はそれはもう本当に辛くて辛くて。
接客業のようなものだったんですけど、朝から晩まで座る暇もなければ水を飲む暇もなければトイレに行く暇もありませんでした。

毎日仕事が終わるのは24時前。
終業と同時に喉カラカラなのに膀胱パンパン、足から腰が砕け散ってその場に倒れ込む。

もちろんやりがいが無いわけではなかったです。

ありきたりですが目の前のお客さんが喜んでくれれば、頑張って良かったなぁって思えるし(次の瞬間には、早く帰りたいって思うんですけどね)
大きな会社だったので、「なるほど、こうやって社会はできてるんだ(ずる賢いなぁ、汚いなぁと思うことがほとんどでしたが)」と現実を見させてくれた意味ではいい経験でした。

ただ私はここで気づいてしまうのです。

「私って人に全然興味無いんだ。」

人と話すことは嫌いじゃないし、特に人前で何かを表現するのはめっちゃ好きな方です(じゃなかったら配信とかやらないしね)。

自分が表現した何かで相手が喜んだり、心を動かしたりすることは、自分にとってのモチベーションになると思っていました。

でもそれって学生までの話で、自分が好きで頑張ってきたこと、なんなら対価を得るためでなく自己犠牲を払ってまでみんなに見てもらいたい何かだったからこそ、楽しかったのかなぁ、と。

それを「私は人と接することが好きだ!楽しい!」と勘違いしてこの仕事の餌食になる人たちの多さよ、哀しさよ。

接客業をしていた時の私は、マニュアル通りの表現、演出と引替えにお客様からお金をもらうことが、すごくしんどかったです。

接客業ってすごいんですよ。ただでさえ体力仕事で身体がボロボロになるのに、本来対価として提供しているのはサービス、おもてなし、心の部分なんですから。

そして何よりも。

給料安すぎやしねぇか!?!?!?

一橋のキャリア相談室で就職先を報告した時も、
「わざわざ一橋を出てまで行くところではないと思うけど…」って言われましたよ、そりゃこのお給料ですしね。

強がるわけではないですが、実はそれ込みで働いてみたかったんです、この業界で。

給料が安いのには様々な理由があります。

業界としての利益率の低さ、生産性の低さ。
高度な知能や技能が必要ないことや、若い時期しか体が持たないために使い捨てされることが前提の労働契約。

はっきり言って「負」でしかないです。

でも日本人は真面目だから、我慢しちゃうんですよね。無理しちゃうんですよね。

そして私みたいに「人に全然興味無いわ、全員〇ね」って思った人間か、心も身体もボロボロになってどうにもならなくなった人間か、人知を超えたドーパミンとアドレナリンの放出量によりこの業界での独立を掲げたヤバい人間だけが、こっそりと離脱できるようにできています。

じゃあAI化すれば?DXすれば?という話かというと、実はそれを一番拒むのは接客業の最前線で働いている人間だったりするんですよね。

一筋縄にはいきません。
私個人の意見としては、ビジネスモデル自体にイノベーションを起こさなければ、この業界には進展も衰退もないと思っています。現状維持。

接客業に対してプライドを持って働いていらっしゃる方ももちろん居る手前、全くディスっているわけではなく、むしろ本当にいつもありがとうございます、お疲れ様です、という気持ちでいっぱいです。

私たちにせめてできることは、接客業に従事していらっしゃる方々に、思いやりを持って接することだと思います。

コロナ禍において、人と人との繋がりはより多元化しています。そんな中感染のリスクを背負いながらも最前線でお客様にサービスをしようと働いてくださるみなさまへ、ありがとう。

というわけで、いつも「ありがとぉございやしたぁ♡」といいながら商品を渡してくれるお兄さんがいるコンビニへ、お昼ご飯でも買いに行きますか。

今日も読んでくれてありがとう、きゅんです💗


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