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<マイ・チョイス―わたしがした、自分らしく生きるための選択>

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映画『パピチャ 未来へのランウェイ』をきっかけに、「自分らしく生きるための選択」をテーマに素敵な方々から寄稿を頂きましたのでまとめました。
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#シスターフッド

このイカれてふざけた世界で闘うために

 「イカれてる」  映画が始まってすぐ、 “女の正しい服装”のポスターを目にしたネジュマがつぶやく。女に身体的な自由を与えず家に閉じ込め、父や兄や夫に従わせ、女の口を塞ぐため、男たちがヒジャブを着けろと女性たちに強いる。ヒジャブを着けず“正しい服装”をしていない女は、どんな目に遭っても仕方がないとみなされる。女の夜の外出は咎められ、ネジュマの親友は大学寮暮らしがバレただけで「尻軽だ」と恋人であったはずの男から殴られる。1990年代のアルジェリアは確かにイカれてる。  でも

私たちがまだ使っていない「選択肢に気づく映画」

 お洒落が好きな女子大生の日常と緊張感あふれるシーンを対比する。1990年代のアルジェリアを描いた映画「パピチャ」は、冒頭の数分で見る人を引きずり込む。2人の女子大生が夜、寮を抜け出して遊びに行く。タクシーの中でパーティーに合うドレスに着替え、化粧をする。 世界中のどの国でも起きていそうな、ごく当たり前の若い女の子の日常は、検問のシーンで一転、非日常になる。車内の2人はベールを被り、色鮮やかな服と化粧した顔を隠す。銃をかついだ男性に夜間外出の理由を問われると嘘でかわす。