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誰かの5番目に入ること #SfC予選B

誰かの5番目に入ること

時は2022年11月21日。ニャオハが立ったのか立っていないのかまだ見ていないわたしは先にSfC予選Bの結果を知ることとなりました。

4位 鷹富士茄子

!!?!???????????

びっくり200パーセント。頭が状況を受け止め切れていないままでも心がちゃんと反応したので自然と涙がでました。応援してくださった皆さんありがとうございました。

ここまで日記。

波乱の幕開けAグループ

予選Aで久川凪が驚異の(予選Bを終えよりその驚異性が高まった)得票率30%超えで1位に立ちました。

そのあたりで推論として挙がっていた「今回の形式は広く好かれるアイドルがつよい」というのが今回の予選Bにも見て取れた気がします。

従来のクール一強に近い情勢から一転して連続してパッションが予選1位通過。これは属性ごとのアイドルの性質・Pやファンの傾向と関連性を見いださずにはいられません。

属性観から見る総選挙


最近「デレマス属性観」の話を書きました。

タイトルの通り、なぜ印象と違う属性が割当てられているのかという疑問から、属性に共通した性質を考えていった記事です。

ここからそれに関連した持論を展開しますので、さらっと読んでもらえるとよりお楽しみ頂けるかもしれません。

キーワードやポイントだけ抜き出すと、
キュート属性:花、成長・努力、アイドルとして咲く
クール属性:宝石、才能、アイドルとして輝く
パッション属性:太陽、場の幸福、アイドルを通して照らす

直接書いてないことも含まれますがこれがわたしの解釈です。

属性ごとにアイドルの個性の方向性がある程度近いため、必然的にプロデューサーやファンの思考や行動原理もある程度属性ごとに特徴が出ます。

従来の総選挙でクールが強く、次いでキュートの壁が厚かったのも特徴が現れていると感じています。

キュート属性の担当Pは、とことん自担を推すことに徹する印象があります。誰かに働きかけるよりは、自身が直接投票券を購入して支援する、自担のアピールをする、という傾向が強いように思えます。

クール属性の担当Pも比較的この傾向が強いですが、加えてクール属性アイドル自体の特性から広くファンがつきやすい印象があります。
「担当じゃないけど楓さん好き」みたいな層が比較的厚めという感じです。

たとえば、同じ程度の量の支持が集まっている場合に、その内訳として「担当P」の”割合”が最も多いのがキュート、続いてクール、パッションの順に、「担当外」の支持割合が増えていく印象があります。

この「担当P」とはすなわち固定ファンであるため、毎回同程度の支持が見込める層になります。「担当外」は反対に、支援的であったり、トレンドで支持が増減する層です。トレンドというのはアニメ出演といったコンテンツ展開だけでなく、「ボイスがついた翌年」みたいな変動も含まれます。

なぜパッションが苦戦しているのか


従来の総選挙でなぜパッションが厳しいのか。
なぜキュートが良い位置でありながらなかなか打開できないのか。
なぜクールがいつもつよいのか。
これらはどれも、上に書いたような属性ごとのアイドルとPの傾向が影響していると説明できます。

雑に言うならば、キュートは特定の深いファンができやすく、パッションは広く浅いファンができやすく、クールはその両方の性質を持っていることによります。

智絵里、まゆ、幸子ほか一部のキュートアイドルが長年5〜15位くらいで厚い壁になっていたのも、まさに固定の総選挙にかける思いの強さです。その一方でなかなか5位以内に上がれない、クールアイドルとの差が担当外のファン層の獲得具合にあるとわたしは考えています(わたしは幸子Pでもあります)

これは属性観の記事で考えた属性の特徴とも繋がりがあり、多くの人の幸せを願うパッション属性アイドルに、広く浅いファン層ができるのは言わば必然的です。残る2属性についても、属性観の記事に納得した方なら性質の一貫は感じられるのではないでしょうか。

納得の久川凪33.54%

ここで今回の総選挙に話を移します。
今回の総選挙は単推しだろうとなんだろうと5人選ばなければなりません。知り合いの支援をする場合もあるかもしれませんが、まず自分の好きなアイドルをグループ一覧から5人探すと思います。

ここでパッションの広く浅いファンが効いてきます。
パッション属性アイドルは、その性質から空いた4枠目5枠目に入ってきやすいわけです。
いままでは「誰かの1番」だけが強く結果に現れ、「誰かの2番目」は必ずしも票にならない形式でしたが、今回は「誰かの5番目」であれば票として直接結果に繋がります。
パッション属性アイドルは、不利を被っていた従来形式から一転、この形式の恩恵を特に受けています。
(もし運営が投票傾向からこれも意図して形式転換を図ったならバランス調整が上手いと評せざるをえない)

グループAの久川凪1位通過は最初こそ驚きましたが、この傾向を感じていたのですぐに腑に落ちました。大槻唯が高垣楓を抑えて2位に立ったのもその広く好かれるアイドル性、誰かの4番目5番目になれる力からと思います。



やっぱりパッションじゃねーか鷹富士茄子!

鷹富士茄子4位、それはもうめちゃくちゃ驚いたのですが、自分の属性観で鷹富士茄子はパッション値がかなり高いので、そういう点では割とすぐに納得しました。文香にわずかに勝り4位となったのも、このパッション性あってのこと、広い応援のおかげと思っています。鷹富士茄子は多くの人の幸せを願ってアイドルをやっているのですから、第7回と異なりボイスへの期待を抜きにして、この形式の総選挙で上位に立っているのは本当に感慨深いです。

それでもめちゃくちゃ驚いてはいますが。
おめでとう茄子さん。
ありがとう投票してくれたみなさん。
ありがとう5番目に入れてくれて。

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