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長編小説『陽炎、稲妻、月の影』まとめ【完結済】

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記憶喪失の地縛霊と霊能力者の女子高生が、校内の心霊現象を解決していく物語です。
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2024年2月の記事一覧

【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #34

第5話 呻く雄風――(4)  次の日。  状況を鑑み、生徒の身の安全を確保する為、放課後の…

四十九院紙縞
4か月前
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【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #35

第5話 呻く雄風――(5)  イスルギさんがとっくの昔に去ったあとの屋上で、俺は一人、ぽ…

四十九院紙縞
4か月前
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【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #36

第5話 呻く雄風――(6)  次の日も、事態は悪化の一途を辿っていた。  ポルターガイスト…

四十九院紙縞
4か月前

【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #37

第5話 呻く雄風――(7)  翌日。  アサカゲさんは、朝からグラウンドで、封印の儀式を行…

四十九院紙縞
4か月前

【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #38

第5話 呻く雄風――(8) 「――三人とも下がって!!」  なににも触れられない俺では、三人…

四十九院紙縞
4か月前
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【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #39

第5話 呻く雄風――(9)  この土地に人間が定住するようになってほどなく、俺は生まれた…

四十九院紙縞
4か月前

【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #40

第5話 呻く雄風――(10)  私立境山高校が建てられてから、どれくらいの年月が経った頃だろうか。  気がつけば校舎は増え、多発する心霊現象の所為で、校内の複雑化が進んでいた。  その日も俺は、生徒の賑やかな声に耳を傾けていた。  放課後に入り、部活動に勤しむ生徒の声が聞こえてくる。  しかし、その声の中に、聞き慣れない声が混じっていた。 「どこ? どこにいるの?」  それは、幼い女の子が泣きながらに発した声だった。  迷子だろうか。  慌てて気配を探る。  すると、声の主

【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #41

第5話 呻く雄風――(11)  ごうごうと唸りを上げる風の音で、俺は意識を取り戻した。  …

四十九院紙縞
4か月前
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【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #42

第5話 呻く雄風――(12)  とても幸福で温和な時間に浸っていたいところだが、いつまで…

四十九院紙縞
4か月前
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【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #43

最終話 今日も明日も明後日も――(1) 「よお、一週間ぶりじゃねえか」  目を開けて一番…

四十九院紙縞
4か月前
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【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #44 【完】

最終話 今日も明日も明後日も――(2)  アサカゲさんは祠の前にしゃがんだかと思うと、そ…

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四十九院紙縞
4か月前
1