4/15〜4/21

4/15


牛タン屋さんに行って、タンシチューを注文できる人ってすごいなと思う。

もちろんタンシチューが美味しいことは分かっている。できることなら僕も食べたい。
でも、牛タン屋さんってそこそこ良いお値段するじゃないですか?
そんなに頻繁に行ける所でもないし、せっかく行ったなら王道の牛タン焼き定食みたいなのを食べたいなと思ってしまう。

一方でそういうお店で平然とタンシチューを頼む人もいる。
そういう人は、お財布に余裕があり、そこそこの頻度で牛タン屋さんに来ており王道メニューは存分に味わっているから、まあたまにはね。みたいな感じでタンシチューを食べているものだと思っていた。
経済的余裕があるからできる冒険みたいな。

ただ、タンシチューを注文する人種がもう1パターン存在することに気付いた。

それはデミグラスの味が好きな人だ。

盲点だった。
メシなんて自分が好きなものを好きなだけ食べればいいのだから、自分の好きな味のメニューを注文するなんて当然のことなのに。

単純にその人の中では、
『デミグラス味>塩味』というだけなのだ。
濃い味付けが好きなだけなのだ。

そういえばその人と焼肉に行った時も、その人は牛タンだろうが豚トロだろうがなんだろうと全てタレに付けて食べていた。
3部屋に分かれているタレ用の皿もタレが入居する1部屋しか使われていなかった。
思い返せば、焼き鳥屋でも全ての串をタレで注文していた気がする。

僕はその人のことを少しだけ幼稚だなと思いつつも、
『好きな味を好きなだけ食べる。』
食事の本来あるべき姿を体現しているとも思った。

経済的に余裕があるから。
単純に味が好きだから。
どちらにせよ、牛タン屋さんでタンシチューを注文できる人はすごい。

4/16

私には居場所があり過ぎて辛い。

旦那は私のことが大好きで、いつも私のことを求めてくれている。
私にとっても彼は大事な居場所だ。

両親も私のことを愛してくれているし、いつでも帰ってきていいんだよ。と私が帰ってくるのを心待ちにしてくれている。
そんな実家も私の大切な居場所だ。

友人も私のことを大切に思ってくれている。
時にはリミッターを外してバカになれるし、時には互いに本音で語り合える、そんな関係は唯一無二で大切だ。
そんな友人達も私にとって大事な居場所だ。

職場も私のことを必要としてくれている。
打ち合わせの議事録を取ったり、プレゼン資料を作成したり、誰だってできる仕事をしているだけの私に対して「君じゃなきゃダメなんだ」「君がいないと回らないんだ」などと言って、必要としてくれている。
そんな職場も私にとってはお金を稼ぐ為に必要な居場所だ。

だけど、この4つの居場所全ての要求応えることができなくて辛い。
旦那の隣にも、家族の側にも、友達の輪の中にも、職場にもいてあげたい。
けれど、私という人間は1人しかいない。
だから、全ての要求に応えてあげられない。それが辛い。
辛くてたまに泣いてしまう。

そうして泣いていると、どこからともなく声が聞こえてきた。

『お前という人間を3人にしてやろう。』

…え?

『私は神様だ。
悩んでいるんだろう?お前という人間の存在を増やしてあげると言っているのだ。
ただし、私の力では最大3人までしか増やすことができん。』

私を、この世界に3人にできる…
3つの居場所に私が存在できるんだ…!

『そういうことだ。
だが、君の話だと居場所が4つあるんだろう?
どこか1つは諦めてもらうことになr』

「職場で!
職場を諦めます!」

『…え?はやっ
決断早くない?
後から変えたいとか言われても変えられない決まりなんだけど、大丈夫…?』

「はい!
大丈夫です!絶対言いません!」

『あっ…そう…
なら、まあそれで良いんだけどさ…』

「私のやってる業務なんて誰だってできることなので!
それを、君だけにしか…とか言ってあたかも必要そうにしてますが、彼らが必要としているのは労働力で、私ではないのです!
労働力が1人いなくなったら、その分の労働を誰かに割り振る、あるいは、代替の労働力を雇うわけですが、そんななんやかんやが面倒だから、労働力としての私を必要としているフリをしているだけです!
なので、大丈夫です!
てか、早くしてください!」

『あ…はい…
じゃ、増やしますね…』

ピロラロリーン⭐︎

「すごい!本当に私が3人に!」
「みんなどこ行く?」
「じゃあ私は旦那のところ!」
「じゃあ私は両親のところ!」
「じゃあ私は友達のところ!」
「本当に必要としてくれる居場所があるってサイコーだね!!」
「だね!じゃあ行ってきます!!!」

『…』

4/17


情熱スリーの制作に関わるお2人が結婚されたとのことで。
情熱おめでたいです!



職場恋愛できる人って凄いと思う。
職場に限らず、同じ狭いコミュニティー内で恋愛関係になっている2人がいたら、激イジリされるじゃないですか?
実際にこの2人もこの放送内でこれでもかというくらいにイジり倒されていたし。

僕の学生時代のバイト先の中でできたカップルも激イジりされていた。
バイト先の飲み会では「なんて告白したの?w」とか「どこが好きなの?w」なんて質問責めに遭うのはもちろん、みんなの前でキスまでさせられていた。
こんな様子を見せられてから、絶対に同じコミュニティー内に恋人は作りたくないし、仮にできても絶対バレちゃだめだと思った記憶がある。

学生時代のそういうカップルをイジる流れの飲み会は今思い返すとつまらなかった気もするが、今回の情熱スリーの職場恋愛イジりはめちゃくちゃ面白かった。
どうせイジるならここまで行き切らないとだめなんだな。
今度友人をイジる時の参考にしようっと。

4/18


オジサン
「証明写真機って1回撮影するのに800円って高くないか?
プリクラみたいに盛れるわけでもないのにさあ、なあ君もそう思うだろう?」

ギャル
「はあ?w
良い大人がたかだか800円にグチグチ言うとかみっともなくてウケんだけどw
あのさ、証明写真機が高いって言う奴ってウチがまだ小さい時からいた記憶あんだけどさ、それなのにいまだに証明写真機って色んなとこにあんじゃん?
それってなんでか分かる?
需要があるからでしょ?
一部のビンボーにん(笑)は高い高いって言うけどさw
その価格って需要と供給から成り立ってるって知らないわけ?w
証明写真に対して800円でも支払って手に入れたいって考える人が大多数いるから、証明写真機ってなくならないわけ。
プリみたいに盛れなくても、デコれなくてもそれだけ需要ってもんがあんのw
言ってる意味わかる?w
分かったらさっさとその見窄らしいTシャツ着替えて、写真撮って、履歴書出して働いてきたら?w」

「…君、いいねえ。
今から1発80,000円でどう?
ベッドの上でも僕のことを罵ってよ。」

「…はあ?マジきめえんだけどw
どっからその金湧いてきてんだよw

…てか、その封筒本当に金入ってんの?」

「もちろん。
僕は僕自身が価値があると信じたものにはキッチリお金は払うからね。」

4/19


今週の一冊。 の前に。
僕は本を読むという行為が好きではないので、基本的にはaudibleで聴くという行為に置き換えている。
厳密には、本を通して他人の文章や知見を取り入れることは好きだが、読むという動作が面倒だからそうしている、ということである。

読書をする為には、眼と手が必要である。
多い。必要な身体の部位が2つもある。
一方でaudibleだと、耳だけあれば事足りてしまう。
僕がaudibleを気に入っている理由はただそれだけのことだ。

眼も手もフリーになるので、他の色んな動作をしながら文章を摂取できる。
この快適さを覚えたら普通の読書に戻れなくなってしまった。

そんなaudibleで聴いた一冊。



こういう爽やかなテイストの小説を読んだのは久しぶりだった。
主人公が女子中学生という所から始まるので、淡い青春物語でも押し付けられるのかと思っていたが、読み味としてはそんなことはなかった。

それどころか、主人公の成瀬が非常に魅力的な人物で、僕の方が恋をしてしまいそうなくらいだった。
実際に作中でも恋に落ちる少年が出てくるのだが、成瀬から「私のどこが良いんだ?」と聞かれた少年が、「他の誰にも似ていないところ。」と答えていた。
そのフレーズに全てが詰まっていると思う。

たぶんだけど、こういう作品は映画になるんだろうなと思う。
そして映画化するなら誰が誰役をやるんだろう?って想像するのも楽しかったり。
お是非に。

4/20

埼玉スタジアム2002で行われた浦和レッズvsガンバ大阪の試合を観戦してきた。

関西人の友達と一緒だったので、アウェイ(ガンバ側)の席で観ていたが、ガンバのチャント(応援歌)が面白かった。

『…ウッ!……ウッ!……ウッ!……ウッ!』
みたいなのを延々言うチャントがあるのだが、意味が分からな過ぎて笑ってしまった。

友達に「なんなんこれ笑」と聞くと、
去年までは『…ウッ!』じゃなくて
『…オイ!』やってん!
と、教えてくれた。

だからなんだよ。
なんで『オイ』より『ウッ』の方が良いと思ったんだよ。
なんで『ウッ』って言いたいんだよ。
てか、選手達はピッチ上で『…ウッ!』って聞こえてきて、何かの力になるのか?

と考えれば考えるほど意味がわからなくて笑ってしまった。

ちなみに僕の好きなアビスパ福岡というチームで言うと、
『…オイサー!オイサー!オイサー!』
と延々言うチャントがある。

今まで自分も何の躊躇いもなくそう言って応援していたがこれも他所から見たら、なんだこれ?案件なんだろうな…。
まあ、『ウッ!』よりはマシか…。

4/21


友人と一緒に居酒屋に向かっている最中、僕は便意を催してしまった。

なので僕は目的の居酒屋のすぐ隣の商業施設に寄ってウンチしてくる!と友人に言った。
すると友人は
「なんでだよ。居酒屋ですればいいだろ。」
と言った。

何を言っているんだコイツは。
僕には理解ができなかった。

僕は【可能な限り居酒屋ではウンチをしない】という信念の下に生きてきた。

居酒屋というトイレに列ができてしまうような場所で、自分のウンチの為の待ち人ができてしまうのが申し訳ないからだ。
居酒屋なんて、尿意がすぐそこまで来ている人や、今にもゲロを噴き出しそうな顔をした人が頻繁にいるというのに、もしもそういう緊急性の高い人を待たせてしまったら…と考えると居た堪れなくなる。

だから僕は居酒屋ではウンチをしない。

それを友人に伝えると、
友人は僕に「意味が分かんねえw」と
まるで僕が異常者かのように言ってきた。

異常なのはお前だろ。
お前には他人を思いやる心がないのか?
善の心がないのか?
お前は便と一緒に善の心も居酒屋のトイレに流して来たのか?

そう言ってやりたかったが、
僕は堪えるようにグッと口と肛門を閉め、商業施設のトイレへ向かった。

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