見出し画像

2023年まとめ ~アニメぼざろ一周年に寄せて~

この記事について

こんにちは、isuzu_mmです。

このnoteは2023年12月24日に投稿される予定です。

ということで、2023年もおしまいですね。
本日、12月24日といえば……、そう、

アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』一周年!!!!!

大変めでたい。まぁ一周年とは言っても、これはアニメ最終話放送から一周年という話であり、ピンとこないとは思う。でも、一周年を祝うのにわざわざ最終話から数えたのには、一応の理由がある。

というのも、自分がこのnoteを始めるきっかけになったのが、まさにアニメぼざろ最終話だったから。下にリンクを貼っている「悲しい」というタイトルの投稿、これがアニメぼざろ最終話の感想文で、このnote最初の記事なになる。noteのアカウント自体はずっと前から持っていたので、「始めた」というのは実は正確ではないんだけど、自分で記事を書くようになったのはこれが正真正銘に最初である。

こうやってわざわざnoteを始めた程度には『ぼっち・ざ・ろっく!』という作品を愛しているし、Twitterでも何度か言及しているように、この作品にそれなりに人生を変えられたとも思っている。だから、このnoteでは、自分がこの作品から貰った物や与えられた影響について、この一年間を振り返りながら書いてみようと思う。

前置きが長くなってしまった。このnoteの主題は「今年一年間の総括に代えて、『ぼっち・ざ・ろっく!』という作品から自分が受けた影響について述べる。」である。……つまり、ここから先も一から十まで自分の話が続くわけなんだけど、よかったら。


①noteを書き始めた

まず、端的な話から。上で述べたように、こうやってnoteに記事をアップロードするようになったのは、アニメぼざろ最終話がきっかけだった。

三日坊主というやつがあまり好きではないから(例えるならマギのアニオリ展開と同じくらい嫌いだ)、途中までは半ば意地で投稿を続けていた向きもあったんだけど、10月辺りからは習慣として書き続けることが出来ていたように思う。この記事が何本目になるかはまだわからないけど、丸一年で15本くらいは書いたんじゃないだろうか。時期によって偏りはあるけれど、均すと月に1本以上投稿した計算になるわけだから、自分でもよく書いたものだと思う。

②音楽の趣味が変わった

次に、音楽の話。「趣味が変わった」とは言い過ぎかもしれないけど、明らかな影響として、邦ロックを積極的に聞くようになったことが挙げられる。

『ぼっち・ざ・ろっく!』という作品では、ASIAN KUNG-FU GENERATIONを始めとする様々な邦ロックに関するパロディが散りばめられていた。そもそもキャラクター達の苗字はアジカンのメンバーに由来すると言われているし、アニメ各話のサブタイトルはアジカンの楽曲名、漫画の扉絵は様々な邦ロック系のMVが元ネタだとされる。

というわけで、ぼざろに凝っていた2022年9月〜12月にかけて、「ぼざろの全てを楽しむぞ!」という気合いを持って元ネタを調べ、色々と聞いて回ったりした。扉絵の元ネタとなったMVには結構色々なバンドの曲が含まれていたので、結果的に邦ロックのアーティストに割と網羅的に触れることになった。これをきっかけに出会いって好きになったバンドとしては、クリープハイプ、yonige、赤い公園、Cody・Lee(李)辺りが挙げられる。(赤い公園に関しては、出会った時点で既に解散していてとても残念だった。)

邦ロックというジャンルには「でも……スピッツで充分満足してるしな……」みたいな心持ちで長年背を向け続けていたので、こうして向き合う機会を与えてくれたぼざろに改めて感謝したい。

これに付随する話として、ぼざろと親しむ過程で”楽器の聴き分け”という物を強く意識するようになった、という物もある。

楽器の聴き分けと言うのはここでは、音楽を聴きながら「今聞こえてる音の中でベースが弾いているメロディはどこかな」みたいな事をぼんやりと考える姿勢を指す。自分は音楽の素養がなくて耳が馬鹿なので、今までそういうのはちょっと無理かな……という感じで諦めていた。だけど、山田リョウが奏でている音を聞き取りたい一心でイヤホンを片耳ずつ付けたり外したりしていたら、以前よりは確実に聴き分けられるようになったと思う。

これに関しては、ぼざろの音源が左右にしっかり目に振り分けられたミックスになっていることも関係していると思われる。右耳からは後藤のギター、左耳からは喜多のギターと山田のベース、という気持ちでいると割とそれっぽく聞こえると感じており、これがベースの音を拾うにあたっては大変ありがたかった。

③声優ラジオを聞くようになった

ここまでは恐らく好ましい影響の話をしてきたし、ここからは、どちらかと言えば悪影響っぽい話もしておこう。

ぼざろというコンテンツに傾倒するあまり、ついに今まで避けていた声優ラジオという物に手を出した。ぼざろの声優ラジオ、『ぼっち・ざ・らじお!』は後藤ひとり役の青山吉能さんが相方もBGMも何も無しにひとりで訥々と話し続ける独特の芸風が持ち味で、これが本当に快適に聞き続けられるので、いつの間にか毎週の楽しみになっていた。

というわけで、声優ラジオを聞く習慣を身につけてしまった。2023年度の前半は諸事情あって相当に暇だったので、この声優ラジオという時間食い虫のコンテンツにとても助けられた。お世話になったタイトルとしては、『TrySailのTRYangle harmony』『電音部WEBラジオ』『青山吉能と前田佳織里 金曜日のしじみ』『大森日雅と山下七海の、猫かぶらない『MyGO!!!!!の迷子集会』辺りが挙げられる。多いね。

④SSを読むようになった

悪影響その②、という感じ。

SSという略語が示す物は多岐に渡るけど、ここでは概ねShort Storyの略を指す。要するに、「インターネット上、主にpixivやTwitterに投稿された二次創作小説」のこと。

二次創作文化という奴に触れるようになってかれこれ10年以上が経つけれど、自分はこれまでSSという物をかなり積極的に避けていた。理由としては、自分が日本語の語法ミスにかなり敏感な人間なので、校正を受けていない文章を読むには相当の苦痛を感じることが挙げられる。他に、今まで自分が触れてきた東方、艦これ、アイマスといったジャンルはいずれもコンテンツとしての歴史が比較的長く、ネット上に二次創作イラストや漫画のストックが半ば無限に存在していたので、SSにまで食指を伸ばす必要がなかったという理由もある。

だがしかし、ぼざろは当時リアルタイムで放送されているアニメであり、二次創作物はまだまだ少なかった。少なかったと言うと語弊があり、恐らく史上あまり類を見ないペースで生産されてはいたんだけど、それを自分の消費の熱量が上回っていた、というのが正しいだろう。

言い訳が長くなってしまった。つまり、二次創作物を摂取したいあまり、ついにSSに手を出したのである。最初は恐る恐る、評判の良いものから少しずつ。そして出会ったのが、この作品。

このSSを書いた波長500nmという作者はリョウ虹、それも付き合っている上で同棲までしている世界線の二人を中心に描いている。自分はこの作者が描く世界が本当に大好きで、これをきっかけにSSという物が割と抵抗なく読めるようになった。なってしまった、と言うべきかも。

ここでSSを読めるようになった経験は、2023年の生活に新たな彩りを添えてくれた。秋頃に『響け!ユーフォニアム』に凝った時期にはまた別の作者の作品を好きになったし、「SSが読めるなら、今まで避けてきた”なろう”も読めるのでは……?」という話にもなり、夏場には『転生王女と天才令嬢の魔法革命』を途中まで読んだりもした。そして最近は蓮ノ空のSSを漁ることを日課にしていたりして、これも全部ぼざろのせいである。

⑤ツイッターの使い方が変わった

本題である。

上で述べたように、当時の自分はSSに手を出す程にぼざろ関連の情報に飢えていたので、当然ツイッター上でもぼざろに関するツイートを常に摂取していた。

そんな中で、流れて来たのが以下のツイート。

これ喜多ちゃんが原作で既にギター買ってたらどうするつもりなん?????その場合のおれ完全にピエロじゃん!!!←カップリングのオタクはいつだってピエロだよ。
出典:@AVE_EEEのツイート

「カップリングのオタクはいつだってピエロだよ。」って本当に良いフレーズだと思いませんか?現実を的確に突いていながら自嘲の風味があって可笑しく、気持ち七五調なので語呂も良い。

とにかく、このツイートがきっかけで「えんびたんさん(@AVE_EEE)」というアカウントに出会ったのだ。この@AVE_EEEは、旬のアニメやラブライブ!等のコンテンツを追いかけ、感想やカップリング妄想を書き綴っては呟き続けている奇特なアカウントである。

このアカウントの何が奇特かと言えば、まず何よりも、この活動をもう十年近く続けている点である。ラブライブ!1期が放送されていた2013年頃に始まり、Aqours→スタァライト→ガルパ→虹ヶ咲→リコリコ→ぼざろ、といった具合に取り扱うジャンルとキャラクターを時に変遷させつつ、根本的な芸風そのものは殆どブレていない。
そして、次点に驚異的であるのが、そのツイートの記録がTwilogというサイトにしっかりと纏められている点である。こうやって自分が過去のツイートを容易に参照し、言及することが出来るのもTwilogあってこそ。

というわけで、このアカウントのツイートがとても気に入り、Twilogを使って過去のツイートを読む事を半ば日課のようにしていたら、結構色々な影響を受けてしまった。

まずもって、明らかにツイートひとつ辺りの文字数が増えた。以前まではどちらかと言えば、ツイートって所詮”呟き”だし、どちらかと言えば端的な言葉で済ますべき物だと認識していた。そこが、140字の制限いっぱい近くまで文字を詰め込むのも、後から見返した時に楽しくて良いかもしれぬ、という方針に変わってきている。

また、Twilogを始めたこともあり、ツイートが自分の文章の記録としてアーカイブされる物だという認識を持ってツイッターを使うようになった。一瞬歴史学を志したこともある位には歴史とか記録といったものが好きな人間なので、この考え方は概ね自分に合っていたように思う。同様に、いつ見ても何に言及しているのか明確に伝わるように言葉を選ぶことも意識するようになった。せっかく記録として残すのなら、後で見ても意味が理解できるような文章にすべきだからである。伏せ字とか以ての外だし、前後の文脈なしには意味を持たない指示語の類も出来るだけ避けたい。

他の些細な影響として、上のアカウントがよく言及する作品を自分も知ろう、という動機でいくつかのコンテンツに手を出した。具体的に言えば、劇場版『グリッドマンユニバース』、アニメ『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』に触れたのはこのような経緯からである。

おわりに

こんな感じで、isuzu_mmは『ぼっち・ざ・ろっく!』という作品には色々と人生を狂わされたんですよ、という話。

恐らくだけど、時季も良かったのだと思う。ぼざろが放送された2022年の秋クール、自分は文学部に内定済みの2年生として割と暇なAセメスターを過ごしていた。順当に進級した友人は3Aに入っていよいよ多忙になり、これは自分の楽しみをきちんと見つけないと生きていけないなぁ、と実感させられるような時期でもあった。そこに折良く滑り込んできて、人生に掛け替えのない影響を与えていったのが、自分にとってのぼざろというコンテンツだったのだろう。(終)


というわけで、isuzu_mmの2023年はこんな感じでした。皆さんの2023年はどんな感じだったか、よかったら教えてくださいね🎵

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?