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言葉の化学反応

水曜日担当の平林です。いや今日は木曜日ですね。一週間すぐに来てしまいますね。ぱっぷこーんとのメンバー全員がそう思っていると思います。

それはいいとして、先日の撮影では、言葉が勝手に生成されるアプリを使いました。最初はいろんな言葉をカードに書いて、それを何枚か選んで組み合わせて行けばいいかなと思っていました。でも、1万枚もカードを用意するのは大変ですし、その昔、松本人志さん達が『OMOJAN』という番組でも2枚のカードを組み合わせるのをやってましたので、あんまり似ないように今回は勝手に言葉が生成されるアプリを使ってみたんです。ちなみに私は『OMOJAN』よりも『面雀』の方をよく見ていました。死ぬほど面白かったです。

使ったアプリでは、全くフリーに2つの言葉が組み合わされて出てくるやり方と、1つのキーワードを入れると、もう1つの言葉が組み合わさって出てくるやり方の2つの方法がありました。撮影ではどちらもやりましたが、どっちでも面白かったです。

1本目の撮影ではまったく自由にやってもらいましたが、2本目の撮影では私が「下ネタ方向で」というリクエストをしました。下ネタの話は、1時間以上撮りましたが、編集すると20分ぐらいになってしまうかもしれませんw。大変申し訳ございません。面白いんですが、出しづらい話がたくさんありまして。すべて私の責任です。

でも、この前の撮影ですごく興味深かったのは、パップコーンの3人がキーとなる言葉を決めていく時に、いかにも面白そうでキャッチーな言葉を選ぶのではなく、抽象的でそれだけでは笑いにならなそうな言葉を選んでいたことでした。

例えば「ウンコを踏んだ」というキーワードを決めるとします。そうすると以下のような言葉が生成されます。

ウンコを踏んだ焼肉定食

ウンコを踏んだ人間ポンプ

ウンコを踏んだハンガーラック

面白いと思う人もいるかもしれませんが、化学反応が起きてないんですよね。塩とコショウを混ぜて塩コショウになっただけと言いますか。その奥にストーリーが生まれません。

一方で、例えば「ささやかな」という地味なキーワードに決めるとします。そうすると以下のような言葉が生成されます。

ささやかな焼肉定食

ささやかな人間ポンプ

ささやかなハンガーラック

どれも面白いと思いませんか。ストーリーが頭に浮かんできませんか?化学反応が起きてますね。

「ささやかな焼肉定食」肉の量が少ないんですかね。ミニチャーハンみたいなやつですかね。「えーと、ざるそば大盛りと、ささやかな焼肉定食で。」ってサービスエリアでトラックの運転手の方が言ってるんですかね。

「ささやかな人間ポンプ」あんまり飲まないんでしょうね。「えー、アタシはささやかな人間ポンプでして、今日は金魚一匹しか飲みませんよ。あんまり飲めないんです。ささやかにやっておりますよ。(ゴクン)」

「ささやかなハンガーラック」2着ぐらいしか掛けられないんでしょうね。「おい!このささやかなハンガーラックなんなんだよ!オレが持ってきた衣装30着あるぞ!」ってスタイリストに怒られちゃうんですかね。

パップコーンの3人の言葉選びはさすがだと思いました。そして相変わらず3人は仲良しでした。

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