見出し画像

ストレスによる症状?

こどもの腹痛や頭痛、倦怠感等の症状の中でストレスが原因と考えられる場合はしばしばあります。

いろんな負荷がかかっている時には学校や習い事などを休ませることが必要・・と考えますが、そうすんなりとは行きません。

周囲は「行かせなければ」と考え、

子供も「行かなければ」と考えていることが多いからです。

子供の「行きたい」はしばしば「行かなければならないから」と区別がつかなくなっています。

頑張りすぎが負担になって、だんだんと体がSOSを出し始めます。

こんな時

医者としては「休むこと」をお願いしたいところです。

総合病院勤務の時は入院してもらうことで、休ませることができました。

ただ入院して学校や習い事などの「やらなければならないこと」から離れるだけでも、症状が改善することがあります。

(入院することで、検査等による体のチェックもすすめやすくなります。)

逆に「入院」することのみで症状がよくなるなら、ストレスや置かれている状況が原因である可能性が高まります。

慢性的な症状がストレスによるものであれば、治療法として「入院」という選択肢があることを、親も子供も知っておいて損はないと思います。

休むということを、

外来の診療で皆に実行してもらうことは難しいです。

休んだ方がいいと伝えはするものの、実行するのは患者さんですから。

「今日から1週間休み!」と言うとき、気持ち的に「休み」を薬として処方しているつもりですの絵、用法用量に沿って使用してもらえたらと思います。

※まずは症状を起こす大きな病気がないか、問診、診察、検査で調べる必要があります。かかりつけの先生に相談してください。


より良い記事をお届けするため、サポートをよろしくおねがいします!今後の活動資金とさせていただきます。