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夫婦別姓問題は男尊女卑の踏み絵ではない

「インターネットやばい話」として切って捨てたい記事がまわってきたのですが、そのお題目が「夫婦別姓」というお題だったため各方面に拡散され、ちょっと感じたことを書き記しておこうとおもいました。

私は夫婦別姓には賛成ですし、可及的すみやかに法律で認められるべき事柄だと思っています。が、そこは「男女平等を阻害するものだから」的な信念よりもなによりも、「あんな面倒な手続きを結婚することに付随する義務として既定させ続けることのバカバカしさへの怒り」的なものが大きい。

もちろん、現状女性が改姓することが社会規範となっていることも含めて是正されるべきことです。「恥じらいながら名前が変わる喜びを~」うんちゃらみたいなやつは全員消えろ。・・・・・・という前提はおいておいて。

対象の記事はこちら。

録音したものを書き起こしたとされるリアルな、結婚を控えた男女の会話を記事化したものという形である。ざっと流れはこんな感じ。

結婚を控えた男女が、デート帰りのカフェで、初めて「夫婦別姓」の話しをした。その話しにはいる前に彼女はある記事(https://note.com/nana77rey1/n/n2d436249f47b)を見せ、彼に感想を聞く。
当事者の女子側としては強い意思を持って、選択的夫婦別姓制度がない今の日本において自分の姓を保持できる「事実婚」にしたい旨をうちあける。
男性側は終始面食らった様子で、「女性が変えるものだ」「そうでなければナメられる」「自分の姓を変える(=婿養子になる)はいやだ」という強い拒否反応を示す。
それに対して女子側は「自分の持つ感覚に共感・強調してくれる人(=TwitterのRT/Fav数など)」を引き合いに出しながら、彼にたいして答える。

ぶっちゃけ読むのがしんどい記事

そのしんどさは「すでにあるものを享受している男と、それにあがらう女の絶望的な断絶」・・・・・・ではない。筆者はそのように感じて本記事をあげたのだろうが、「ちがうそうじゃない」が溢れている。

「選択的夫婦別姓」問題以前の問題点が多すぎる

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