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橋下徹氏のツイートから考える日本学術会議の任命拒否問題の何が問題なのか
フォロワー260万人を超える橋下徹氏。連日メディアに露出して世論形成に大きな影響力を持つ著名人のひとりです。
そんな橋下徹氏が日本学術会議の問題について連日連夜ツイートを投稿しています。
大阪維新の会の顧問でもあり政治評論家である橋下徹氏がいったいなぜこの問題にこれほどの興味を持ち大量のツイートを発しているのか。
それでは早速みていきましょう。
橋下徹氏のツイート
日本学術会議推薦の6人、任命されず 菅首相に任命権
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 1, 2020
➡︎学術会議のメンバーに入らなくても学問はできるのだから学問の自由の侵害になるわけがない。むしろ学術会議は軍事研究の禁止と全国の学者に圧力をかけているがこちらの方が学問の自由侵害。学術会議よ、目を覚ませ! https://t.co/C9mUgeJSgY
学術会議メンバーの任命権は、霞ヶ関の行政組織に対する人事権の行使とは異なるので任命拒否の理由を説明せざるを得ない。他方、学術会議側もメンバーの推薦プロセスや推薦理由を明らかにすべき。一部の学者に気に入られるかどうかが重要な要素になっていないか?国会で明らかになることを望む。 https://t.co/9aeXeRsTH5
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 2, 2020
学術会議が、現場の各学者の学問の自由を脅かしていないかについても明らかにすべき。こういう権威を重んじる団体は、自分たちの意に沿わないメンバーには嫌がらせをする。弁護士会も。軍事研究をやりたい学者の学問の自由は保障されているのか、学術会議に対し徹底的に追及すべき。国会の役割。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 2, 2020
僕のように、日本のために軍事研究を大学でやってもらいたいと思っている国民もいる。その声を大学側にどう反映するのか。大学には兆円を超える税金が投入されているのに、学術会議の決定に国民が何も言えないのはおかしい。そこで学問の自由と国民の声のバランスを取っているのが政治による任命権。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 2, 2020
学術会議自体の存在意義を確認すべき。今は権威だけで押し通せる時代ではない。このような団体が税の使い道を決定できる根拠は何なのか?たっぷりの税金を受けている大学において軍事研究を禁止する決定ができる根拠は何なのか? https://t.co/Q6U05gyNCP
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 2, 2020
学術会議についてメディアは徹底的に検証すべき。おそらく世間の常識からかけ離れた事実が続々と出てくると思う。 https://t.co/o8Tc1KiQbP
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 2, 2020
日本学術会議。年間10億円の予算は団体運営補助金。国の政治はまだこんなことをやってんのか。大阪は各種団体について団体運営補助から事業補助に切り替えた。各種団体から凄まじい反対にあったが、団体運営補助は団体を堕落させる。学術会議の予算も仕事の結果に対する補助に切り替えるべき。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 3, 2020
宇都宮健児氏 天皇に総理大臣の任命権はあるが拒否権はないのと同じ…菅首相の拒否(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 4, 2020
➡︎陛下は民主的統制を及ぼす存在ではない。内閣が指名・任命を行い民主的統制を及ぼした後に、政治的権能のない陛下が任命。ゆえに拒否権はない。 https://t.co/JCVcaPPuHc
学術会議に対する総理の任命は、民主的統制を及ぼすためのもの。ゆえに形式的であってはならず拒否権は当然あり。ただし上司部下の関係での人事ではないので拒否の理由を説明しなければならない。学問的理由ではなく審議会メンバーのバランスを考慮したのであれば理由はたつが、菅政権の説明が必要。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 4, 2020
では政府の審議会・諮問委員会は誰が任命している?法制審議会の少年部会は被害者代表が一人しか入っておらずバランスを著しく欠いている。法務大臣が任命責任を果たしていない。審議会の構成のバランスについてはまさに民主的統制が必要。その上で審議内容には政治は不介入。 https://t.co/vtERC9wIA7
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 5, 2020
学術会議が裁判所よりも独立性があるわけがない。学術会議は法律上の独立。裁判所は憲法上の独立。その裁判所ですら、最高裁判事は内閣の指名・任命という形で民主的統制に服する。学術会議の推薦に基づく総理の任命というところで独立を確保。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 5, 2020
総理は推薦に基づかない任命はできないが拒否権を有するというところで学術会議の独立性と民主的統制の折り合いを付けた。国公立大学の学長の文科大臣・首長の任命権と同じ。文科大臣・首長は拒否権まではある。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 5, 2020
6人任命拒否妥当でない51% JNN#Yahooニュースhttps://t.co/GwOPIWzoj3
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 5, 2020
→任命拒絶権はあるにしても、説明なしで押し切るやり方は必ず国民の不満を蓄積させる。森友・加計学園・桜を見る会と同じ構造。野党が弱くて選挙では安倍政権が支持されたが、その点の国民の不満は蓄積していた。
菅政権は任命拒否の理由を説明するか、理由が立たないなら素早く非を認めて軌道修正すべき。軌道修正は早ければ早いほどいい。今の内閣支持率なら国民は修正を許すだろう。拒否の理由で成り立つのは審議会としての学術会議メンバーのバランスを図ったというもの。その理由が成り立つか否かがポイント。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 5, 2020
東大総長の選考、録音を消去 学内から批判の非公開会議(朝日新聞デジタル)
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 5, 2020
➡︎法律上、国立大学の学長は大学の申し出に基づき文科大臣が任命することになっている。今回の東大学長について、文科大臣が任命拒否しても学問の自由侵害にはならないのは明白。 https://t.co/lMxJd3ZXQc
学術会議の会員についても、学長任命と同じ構造で学術会議の推薦に基づき総理大臣が任命することになっているが、総理に拒絶権があるのは当然。あとはその理由次第。菅総理の総合的俯瞰的という理由だけでは不十分。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 6, 2020
【第724回】学術会議こそ学問の自由を守れ « 今週の直言 « 公益財団法人 国家基本問題研究所
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 6, 2020
➡︎学術会議が特定の研究を抑え込んでいるというこの奈良林さんの話が事実なら、学術会議こそ学問の自由を侵害する団体そのものだ。 https://t.co/JTfT47zsNp
学者がよく口にするアメリカとイギリス。両国の学者団体には税金は投入されていないようだ。学問の自由や独立を叫ぶ前に、まずは金の面で自立しろ。年1500円ほどの会費で今の予算は確保できる。学士院の終身年金も時代にそぐわない。文科省は何をやってきた!前川喜平が次官になるようなダメダメ役所だ https://t.co/H4XkxviQrf
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 6, 2020
学術会議は、自分たちは絶対的に正しいんだ、偉いんだと思い込んでいたら、実は多くの国民からは支持されていなかったという典型。一部のインテリだけが支持してくれる。今の野党と同じ。中堅若手が自分たちの会費によって、新しい真のアカデミーを立ち上げてくれることを望む。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 6, 2020
学術会議の組織形態は中国共産党とそっくり。ほんの一握りの者が全体を代表しているとの錯覚。そして全体の意思とどんどん乖離していく。今のダメダメな日本の大学を変えるには、中堅若手の学者たちが学術会議勢力を吹っ飛ばすくらいのパワーが必要。中堅若手の学者たちよ、立ち上がってくれ。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 6, 2020
日本学術会議が誇らしげにしている提言。あの程度のものは、専門の学者が自主的にグループを組んで提言すれば十分だし、その方が活気が出る。学者の世界は権威が全て。その権威が切磋琢磨の活力を奪う。それが日本の大学がダメダメになっている元凶。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 6, 2020
学術会議の問題点が次から次へと出てくる。大変良いことだ。 https://t.co/icD3scTmHJ
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 6, 2020
官邸、17年の選考過程関与 交代枠超す名簿要求 学術会議
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 6, 2020
➡︎任命権者は任命する際に事前の調整などしない。学術会議に推薦権があるから事前調整をした。事前調整を問題視する連中は人事をやったことのない者だろう。推薦が最終決定なら、学術会議が任命権者となる。 https://t.co/fgkIovUYRC
今の学術会議会員の任命権者を学術会議とすることは流石にできないはず。だから推薦権にとどめた。推薦権であれば任命権者と事前調整するのは当然。これまで事前調整しなかったのは、任命権者としての責任を果たさなかった悪しき慣例。ただし政治のチェックポイントが問題。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 6, 2020
政治は学問的業績をチェックできない。政治がチェックできるのは、審議会的側面のある学術会議の意見のバランス。学問的評価や反政権か否かを見てはならない。多様な意見を反映している学術会議になっているか否かが、政治による唯一のチェックポイント。菅政権の説明が必要。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 6, 2020
学士院の終身年金制は時代遅れ。優れた研究者もいれば、優れたビジネスマンもいる。しかし、どちらにも終身年金を出す時代ではない。学者は優れた研究者の優位性を強調するだろうが、年金は受益と負担が原則。文化功労者の終身年金も廃止すべき。河野大臣の破壊力に期待。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 6, 2020
学術会議は色々提言しているらしいが、文化功労者と学士院会員の特別終身年金の廃止くらい提言してくれ。これまでのどの提言よりも一番役に立つ。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 6, 2020
北大・永田教授、学術会議の圧力に言及 防衛省の制度への応募が禁止に(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 7, 2020
➡︎これが事実なら、日本学術会議こそが学問の自由の侵害団体。こういう事態を放置した文科省や元文科省次官前川喜平氏は最悪。 https://t.co/MZZuwFcBVD
日本学術会議はまず学者の会費で運営すべき。政治から口を出されることは一切なくなる。そしてしょうもない団体なら会費が集まらず終了になるし、意義のある団体なら会費も寄付も集まる。今は当事者の学者や一部インテリたちだけが、「学術会議には意義がある!」と叫んでいるだけ。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 7, 2020
(日本学術会議問題)今回の一番の戦犯は山極寿一学術会議前会長・京都大前総長だな。彼は人事というものをまったく分かっていない学者。彼は政治と戦う姿勢にこだわって任命権者である官邸との事前協議をしなかった。通常、任命権者は事前協議などせずに人事を行う。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 7, 2020
しかし学術会議会員についてはその独立性を考慮して会議の推薦に基づいて総理が任命するとした。つまり総理にとって本来必要のない事前協議を必要としたのである。学術会議側が事前協議に応じないのであれば原則に戻り任命権者が任命拒絶まではできる。あとはその理由が問題になるだけ。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 7, 2020
学術会議の推薦どおりに総理が任命する「義務」があるなら、それは学術会議に任命権があることに等しい。それがおかしいことくらい学者は分からんのかね。問題は任命拒否の理由に国民が納得するかどうか。違法・違憲かどうかの法的問題ではなく、支持率がどうなるかの政治的問題。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 7, 2020
これが京都大学の教授でこんな連中に学問の自由の名目で多額の税金が使われているのは納税者として納得がいかんな。こやつらに自由な時間を与えるために俺らが納税。はーっ。天皇には政治的権能がないことを知らんのかね。天皇は内閣の民主的統制の下に任命拒否権はない。 https://t.co/v0pSg2KPJk
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 7, 2020
内閣は民主的統制のために任命拒否権がある。天皇と内閣を同列に扱うなどアホの極み。こんな学者がいるから学術会議に国民の支持が集まらない。野党は学術会議側に立つのではなく、菅政権以上に学術会議の問題点を質せば支持率が上がるのに、一部インテリやメディアと心中して支持率が下がる方向へ。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 7, 2020
今回の学術会議の最高戦犯は学術会議前会長・京大前総長の山極氏。野党が東大・京大を民営化するとブチ上げれば支持率爆上げなのに、そういうことはやらない。この藤井氏は、橋下は聖なる大学を恐れているとほざいてたがアホか!今のどうしようない学者たちを哀れんでるんだよ!
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 7, 2020
「推薦された通りに任命」 83年答弁「変えていない」という政府の理屈 内閣委詳報 - 毎日新聞
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 7, 2020
➡︎菅政権は、83年答弁を変えた、ないしは、83年答弁は間違っていたと言うべき。間違いは素直に認める菅政権になって欲しい。政府と言えども普通のおっちゃんおばちゃんの集まり https://t.co/g9fkmcBlUY
政府は絶対に間違えないという、もはや国民の誰もが信じていない幻想から脱却すべき。戦後の役人の位置付けと今のそれは全く違う。いまの国民は役人を自分たちと同じ普通のオッサンオバサンと思っている。自分たちだけで固執しているエリート主義の肩の荷を早く降ろした方が楽だよ。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 7, 2020
「教養のレベルが露見」 任命問題、学者知事が強く反発 [日本学術会議]:朝日新聞デジタル
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 7, 2020
➡︎こういうもの言いが、さらに国民の支持を遠のけることが学者には分からんらしい。政治家をやって少しは学者臭が抜けたのかと思ったが、やはり学者だった。 https://t.co/iAYcKbksAT
自民、学術会議の「非政府組織化」議論も PT座長に塩谷氏 - 産経ニュース
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 7, 2020
➡︎学術会議は金の自立を果たして、非政府組織になればいいだけ。学者は金の自立を果たしていない学生ばかりを相手にしているから、自立というものが分かっていないのだろう。 https://t.co/0MN58A85M8
日本学術会議問題。総理に任命拒否権があるにせよ、今回の拒否理由には納得感がない。外形的には政権批判者が拒否されたように見える。そうでないならその理由をきちんと説明すべきで、理由が説明できないなら素早く間違いを認めるべき。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 7, 2020
日本学術会議問題。今は政府の学術会議への介入ばかりが叫ばれる。しかし学術会議が推薦権を超えて総理に推薦に従わせようとするならば、それは学術会議の政府への介入だ。政治が人事をやると批判されるが、では誰が人事をやるのか?役人や学者が完全な人事をする根拠は何なのか?不文律?なんやそれ
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 8, 2020
宇都宮健児氏が菅首相に苦言「拒否の具体的理由ない」「国会に諮らず解釈変更ダメ」(デイリースポーツ)
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 8, 2020
➡︎流石に見解を変えたね。数日前は総理に任命拒否権はない、それは天皇に拒否権がないのと同じだ、とかなり恥ずかしい法律論を展開していたのに。 https://t.co/BXTrOWto0m
彼も数日で解釈変更したのだから、変更した具体的理由を述べて、学術会議や野党に、総理に拒否権がある法解釈を教えてあげるべきだ。もちろん、菅政権は民主的統制のために拒否理由を具体的に述べる必要がある。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 8, 2020
日本の人文系の学者の酷さが次から次へと出てくる。こやつらは「自分は賢い!一般国民はバカ」という認識が骨の髄まで染みている。こやつらの共通点は、税金もらって自分の好きなことができる時間を与えてもらって勉強させてもらっていることについての謙虚さが微塵もないこと。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 11, 2020
しかも社会に対して何の貢献をしているのかわからん仕事でも学問の自由の名目で許される。もう少し謙虚になれ。その謙虚さがないことが、学術会議に対して国民の圧倒的応援が生まれない原因だと、もうそろそろ気付けよ。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 11, 2020
橋下徹氏、学術会議の105人全員の推薦リストは「総理が全部、見られるわけない。部下がやるんです」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 12, 2020
➡︎ただし部下が判断するにしても、総合的俯瞰的というのでは、部下が判断できない。基準として不明確。 https://t.co/Q6iWNdrKLG
内閣官房の官僚たちに数百名の学者のリストを突き付けて、一人一人の適否を答えさせ、総合的俯瞰的の中身を明らかにさせたらいい。明確に答えられるわけがない。それは基準として成立していない証拠。それでは役人のやりたい放題になり民主的統制が及ばない政府となる。改めるべき。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 12, 2020
これは説明不足だった。アメリカやイギリスでは、日本のように税金で学者団体を丸抱えすることはないが、学者団体に仕事を発注して税金を投入する。日本の学術会議も同じく早く非政府組織となって政府から仕事を受ける団体になるべき。 https://t.co/QSXe3QG1GX
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 12, 2020
橋下徹氏の主張
橋下徹氏は10月1日から12日までの期間で48件もの関連するツイートを投稿しています。
氏はこれほど大量のツイートを通していったい何を主張しているのか。
まず、菅首相に対しての主張です。問題の発端は菅首相の任命拒否という行為にあるにもかかわらず、一貫して何も問題はないということを主張しています。いっぽうで、歴代首相はこの件で任命責任を果たしてこなかったと指摘します。
菅首相が日本学術会議の会員候補の任命を拒否したことは、違法でも違憲でもない。
菅首相は、任命拒否権を持っている。
(安倍元首相、菅首相以外の)歴代の首相は、会員候補について日本学術会議と事前調整を行わなかったので任命権者として責任を果たしてこなかった。
菅内閣に対しての主張です。国会の政府見解を内閣が国会を通さずに解釈を変更した、または無効だと判断しても良いというお考えのようです。
菅内閣は、任命拒否の理由を説明すべき。
菅内閣は、日本学術会議の意見のバランスをチェックできる。
菅内閣は、国会の政府見解を変えた、または間違っていたと言うべき。
菅内閣は、普通のおっちゃんおばちゃんの集まり。
氏の主張では会員候補を選択したのは内閣官房の官僚ということのようです。そのプロセスには問題があると指摘しています。
内閣官房の官僚たちは、明確な基準もなく会員候補105名のうち6名をリストから削除した。
国会やメディアに対しては、日本学術会議という組織を徹底的に追及・検証すべきというスタンスです。菅内閣に対する追及は不要というお考えのようです。
国会は、日本学術会議を徹底的に追及すべき。
メディアは、日本学術会議を徹底的に検証すべき。
日本学術会議に対しては、非常に問題意識をお持ちのようです。仮に事実でない内容が含まれる場合は名誉毀損で訴えられる程の強い口調で激しく問題提起をされています。
日本学術会議は、全国の学者に対して軍事研究を禁止するよう圧力をかけている。
日本学術会議は、学問の自由を侵害している。
日本学術会議は、会員候補の推薦プロセスや推薦理由を明らかにすべき。
日本学術会議は、一部の学者に気に入られた学者を会員候補にしている。
日本学術会議は、権威を重んじる団体で自分たちの意に沿わないメンバーに嫌がらせをする。
日本学術会議は、存在意義が明確ではない。
日本学術会議は、税金の使い道を決定できる。
日本学術会議は、軍事研究の禁止を決定できる。
日本学術会議は、世間の常識からかけ離れた事実を多く隠している。
日本学術会議は、年間10億円の団体運営補助金を受けている。
日本学術会議は、民主的統制が必要。
日本学術会議は、裁判所より独立性は低い。
日本学術会議は、自分たちは絶対に正しいんだ、偉いんだと思い込んでいる。
日本学術会議は、多くの国民から支持されていない。
日本学術会議は、中国共産党の組織形態とそっくり。
日本学術会議は、ほんの一握りの者が全体を代表していると錯覚している。
日本学術会議は、日本の大学をダメダメにしている。
日本学術会議は、文化功労者と学士院会員の特別終身年金の廃止よりも世の中の役に立つ提言を一つもおこなっていない。
日本学術会議は、当事者の学者や一部のインテリたちだけに意義があると思われている組織。
日本学術会議は、会員候補の選定に首相と事前協議をしなくてはならない。
日本学術会議は、政府へ介入している。
特に山極前会長に対しては強い主張をおこなっています。
山極前会長は、日本学術会議会員の任命拒否問題の戦犯。
山極前会長は、人事というものをまったく分かっていない。
山極前会長は、政治と闘っている。
そして、本件とは直接関係のない組織・団体についての主張です。任命拒否の問題とどのような関係性を持たせる意図があるのかは読み手に委ねられる内容です。
日本の大学は、ダメダメだ。
学者の世界は、権威が全てなので切磋琢磨の活力を奪い日本の大学をダメダメにしている。
人文系の学者は、自分は賢い一般国民はバカだと思っている。
文科大臣・首長は、国公立大学の学長の任命拒否権を持つ。
国公立大学の学長を任命することは、日本学術会議の会員を任命することと同じ構造。
法制審議会の少年部会は被害者代表が一人しか入っておらずバランスを著しく欠いている。
文科省は、前川喜平氏が次官だったのでダメ役所だ。
文科省と前川喜平氏は、最悪。
学士院の終身年金制は、時代遅れ。
文化功労者の終身年金制は、廃止すべき。
アメリカとイギリスの学者団体には税金が投入されていないが、仕事を発注する対価として税金が投入されている。
野党は、多くの国民から支持されていない。
弁護士会は、権威を重んじる団体で自分たちの意に沿わないメンバーに嫌がらせをする。
森友・加計学園・桜を見る会は、法的に問題ない。国民が不満を持っているが政府の説明が足りないだけ。
大阪は、各種団体について団体運営補助から事業補助に切り替えた。
まとめ
日本学術会議が会員候補105人を菅首相に推薦したにもかかわらず99人しか任命されなかったことは法律上の問題が疑われます。
その中で橋下徹氏が一貫して主張する内容は「菅首相に責任はない」というものです。
いっぽうで、日本学術会議という組織に対しては非常に多くの観点で問題提起をされています。
さらに、任命拒否という問題とは直接関係のない問題提起も数多くなされています。
問題の発端となった首相の任命拒否という行為にスポットライトを当てず、そこから派生する諸問題にフォーカスを当てている様子がうかがえます。
このことは多くのメディアで取り上げられている通り、論点を増やし、問題の焦点をぼかす効果を生んでいることは事実だと思います。
法律を知らない人が橋下徹氏のツイートを読むと、「日本学術会議は学問の世界に悪影響を与える組織で菅首相の行政改革を邪魔する価値のない存在だ」という印象を持つ方もいるかもしれません。
日本学術会議法や日本学術会議という組織に問題があるとするならば改善するよう議論をしていくべきだと思います。
しかしながら、首相による日本学術会議会員の任命拒否という行政機関のトップである人物による違法行為の疑いがある点について、しっかりとした議論で結論を導く必要があるのではないでしょうか。
法的な問題に関してはこちらの記事がわかりやすいです。
2020/10/12 文章の構成を変更。法的な視点は弁護士ほりさんの記事で包含されているため削除しました。
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