焼きたてパンで、キャッチボールをしよう
週も半ばを過ぎ、木曜あたりになると、この週末どんなパンを作ろうかとそわそわし始める。
先週はソフト系のパンだったから、今週はハード系のパンかな。
最近クリーム入りのを作ってないから、クリーム入れるかな。
それとも、形にこだわるか、模様にこだわるか。
で、結局金曜日になってあとがなくなってむりやり決めて、足りない材料をスーパーで買ってきて週末を迎える、というのがこれまでのパターン。
子供がいれば、あれが食べたいこれが食べたいとリクエストもしてくれるんだろうけれど、すでに子供たちは家を出ていき夫婦2人。
奥様は私のパン作りにはさして興味はない。
だったら好きなパンを思い通りに作れるんじゃない?そう思いますか?
それが、意外にそうではなかったりするわけです。
誰かの喜ぶ顔。
やっぱりそこには、誰かに喜んでほしい、というひそかな思いがあるんだろうな、とわれながら気づくわけです。
幸いなことに、ねこのてのパンが食べたい、そう言ってくださる方が少しずつ増えてきている。
ごろっとチーズの入ったのがいいなあ。
ナッツ入りのパンが好きなんだよ。
さりげなくリサーチして、次に作るパンの参考にする。おかげでそんなことができるようになってきた。
オーダーメイドのパン屋、ってのもおもしろいね。
たくさん焼いたから好きなの食べてって、というのもいいけれど、あなたのために焼きました、という、気持ちのキャッチボールのあるパン作り。
さて、次の週末は誰のためにどんなパンを焼こうか。
焼きたてのパンで、キャッチボールをしよう。
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