素人系パパバンドのセルフレコーディング奮闘記 Episode 3

さて、いよいよ本題に入ろうというところですが、最後に前置きをひとつ。

偶然お見かけしたこのガリバー宇田川さんの note に、プロに依頼した場合の諸経費が掲載されていたのでした。
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レコーディング費用:エンジニア人件費2万円+スタジオ代3万円=5万円
ミュージシャン人件費:1万円 ×4時間 ×3名=12万円
ミックス費用(音の仕上げの作業):2万円
計:19万円
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前回、プロにレコーディングとミックスを依頼したら10万円ぐらい、なんて書いておりましたがどうやら1曲あたり7万円、今回は6曲やったので、単純に掛け算すると40万円以上ですか。

そういえば、2018年の最大のヒット映画「ボヘミアン・ラプソディー」ではレコーディングのために車を売り払うシーンがありました。時代は変転するものですね。

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さておき、本題の「セルフ・レコーディング奮闘記」です。
作曲作業をする時点でGarage Bandを使っていて、そこそこ綺麗に音が作れるので、「これ一本でミックスダウンまで、やれるんじゃないの?」と、正直、思ってました。
1.ギターを自宅で録音して、ドラム、ベースは仮のものを打ち込む
2.ボーカルも仮版を吹き込んでおく
3.レンタルスタジオに入って、それぞれの生楽器パートを収録
4.打ち込み音源と合わせて形にする
と、こういうわけです。

2018年のあれは11月頃のこと、ものは試しにやってみようとスタジオに入って、ライブでもやりなれていた「タイに行ったアイツ」を吹き込んでみたのでした。
トラックごとに収録した音源に対して、音を前後左右に振ってみてバランスをとって・・・聞いてみたら、あれ、別にこれでもそんなに悪くないじゃないの?なんて思っていたのが こちら

仮歌と本ちゃんのボーカルがあいまって、曲の最後がカオスに近づくのはご愛敬ですが。思えばこのころは、エフェクトもCOMPもイコライザも存在すら知らなかった。リバーブとエコーの違いも、わかっちゃいなかった。
もし仮に、たとえ単曲だとそれなりだとしても、アルバムとしての統一感を持たせようとしたときに、やっぱりこのままじゃだめ、みたいなことも、後々見えてくるんですが。

作っていた当時に気になったのは、いきなり飛び込んでスタジオ録音してしまったので、ベースもギターも、ちょっと演奏がイマイチイメージと違ってしまった、みたいなことでした。そして後日、ひとりでまた入って録りなおしたりして。

思えばあの頃は、やることなすこと新鮮で面白がっていただけという感じでした。本当に立ち向かうべき「音圧&イコライジング」問題がのちほど襲い掛かってくるとは夢にも思っていなかったのでした・・・。

(ようへい)

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