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数字で振り返る2023年の鹿児島ユナイテッド

鹿児島県民160万人の鹿児島ユナイテッドサポーターの皆さん
こんにちは仙太郎です。

激闘の2023年シーズンが終わり、ホッとされている方も多いと思います。
そんな2023年シーズンを数字で振り返ってみましょう。

2023年度 明治安田生命 J3リーグ 鹿児島ユナイテッドFC 勝敗表

こちらの表は私がこのブログやツイ灰ステーションでお話をするため用に作成している鹿児島ユナイテッドの勝敗表です。

勝つと緑色、引き分けは黄色、負けはピンク色になっていて、一番右にはその時点での順位を記載していて、青色になっているのは昇格圏内にいるという意味で、一目でシーズンの流れがわかるようになっています。

昨年、3位で昇格を逃した鹿児島は主力が残留し、それに加えて藤本選手が神戸から移籍して、優勝争い、昇格の筆頭候補としてシーズンを迎えます。

しかしながら、この表を見るとわかるように今シーズン序盤、鹿児島ユナイテッドの状態は良くはありませんでした。

7節が終わった時点で2勝2敗3分けの13位とシーズン中でもっとも下位になりました。

しかも1節の大阪戦と2節の今治戦は試合終了間際まで負けていて、それを大阪戦はひっくり返し、今治戦は追いつくという試合展開で、それを両方負けていたらと考えるとぞっとします。

そこから4連勝と波に乗り、一時は首位に立ちました(今シーズン唯一の首位)。ただ第12節から調子を落とし、づつく4試合は1勝2敗1分け。

7月から8月中旬も調子は出ず3勝5敗と失速します。特に18節から23節までは1勝5敗と順位を5位まで落とし、ここで大嶽監督を更迭し、コーチだった大島さんが監督に就任します。

就任直後の北九州戦こそ、一人多い状況で引き分けましたが、そこからの快進撃は見事でした。
監督交代後は34節まで7勝1敗3分けで3位の富山を一時は引き離しました。

しかしここから昇格を意識してしまったのか、35節、36節を連敗しピンチに陥りましたが、幸運にも富山がお付き合いしてくれて、最後の2試合を1勝1分けで乗り切り昇格を果たしました。ただ3位の富山との勝ち点差は同点で、得失点差6でかろうじて昇格という薄氷を踏む思いのシーズンとなりました。

    平均得点 平均失点  平均勝ち点
大嶽監督  1.43   1.21     1.47
大島監督  1.66            0.86   1.86

この数字を見ると大島監督就任後に、平均得点は上がり、平均失点は下がっていることがわかります。特に平均失点は1試合1点を切っており、守備の改善が勝敗にダイレクトに反映されていると思います。

シーズン途中まで守備強度の改善が必要と訴えてきましたが、数字の上でもそれが証明されました。

平均得点も増えているのですが、これは守備の改善から高い位置でのボール奪取が増え、トランジションからの得点が増えていると思われます。

これは結果にも表れていて、大島監督就任後3−0で勝った試合が3試合(相模原、横浜、盛岡)、2−0で勝った試合が1試合(愛媛)。この4試合だけで得失点差11を荒稼ぎしています。この貯金で最後得失点で優位に立ち昇格できました。

また今シーズンの鹿児島は試合終盤の勝負強さが際立っていました。私自身の計算になりますが、鹿児島が80分以降に得点して得た勝ち点が14点、失点して失った勝ち点がマイナス5点。つまり試合終盤の勝負強さで勝ち点9を加えています。これは結果的に大きかったですね(※)。

3位富山とは勝ち点差が同点で、得失点差で昇格したので、どの試合かで勝ち点を落としていれば昇格できなかったわけで、そう考えるとどの試合も重要な試合でした。

しかしシーズン終盤ということと、追い込まれていたということでは27節ホーム讃岐戦89分に鈴木選手が決めて引き分けたのと、32節ホームの盛岡戦0−0で迎えた81分にこちらも鈴木選手が得点し、そこから続けて2得点した試合は決定的な試合でした。

新ユニフォームも発表され、あとは来月のシーズンスケジュールを待つばかりです。

そして契約更新情報に一喜一憂する時期でもあります。
ちょっと早い感じですが皆さん、よいお年をお迎えください。

ユニフォームとサポート会員申し込まなきゃ、汗汗

※同点で得点して勝った場合は+2、負けていて得点し引き分けた場合は+1、勝っていて失点し引き分けた場合はマイナス2、同点で失点し負けた場合はマイナス1と計算します

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