目を背けたい事実を見つめて 第12節 鹿児島対山口
鹿児島県民160万人の鹿児島ユナイテッドサポーターの皆さん
こんにちは仙太郎です。
先週、久しぶりに勝利した鹿児島ユナイテッドFC。
ホームで連勝を狙った山口戦を振り返ります。
栃木戦から先発の変更は、西堂選手が外れ、圓道選手が先発しました。
この日の試合は山口の戦術に完全にやられました。
先週の試合で、山口は5バックにし、左WB新保選手を高い位置に上げて彼を中心に攻撃。当然この日もそう来るだろうと予想していましたが、この日の山口はまさかの442。しかも新保選手は上がるのを自重し、攻撃は彼にいる方とは逆サイドの右サイド中心。
山口はシンプルに鹿児島の左サイドのDFライン裏にボール入れてきます。
山口としたらそこで鹿児島ボールになっていいと割り切っていたのでしょう。比較的アバウトなボールを放り込んできました。
山口は鹿児島にボールを取られても即プレス掛けてすぐにボール奪還し攻撃を継続。この戦術は鹿児島に取って想定外だったのではないでしょうか。
外山選手と山口の右サイドの選手の体格差があったので、それを利用してプレッシャーを掛けていました。また大きな梅木選手を外山選手と競らせて、そこの体格差を利用して試合を有利に展開していました。
この鹿児島と山口の選手のフィジカルの差を利用した山口の狙いに、鹿児島は悩まされることになります。
一方、山口のプレスにボールが保持できない鹿児島は、泉森選手までボールを下げて山口のDFライン裏へロングボールを蹴り一気に形勢逆転を狙います。ただロングボールなだけにつながる回数は少なく、しかも新保選手が上がっていないので、福田選手がフリーでボールを受ける回数は少なかったです。
ただ一回だけ福田選手が裏に抜け出してGKと1対1になりましたが、果敢に前に出てきたGKの関選手に阻まれ得点ならず。これが決まっていれば鹿児島は有利に試合を展開できたので、この関選手のビッグセーブは、今日のひとつのキーポイントになりました。
失点した場面は、山口の梅木選手と野嶽選手がマッチアップしてたんですが、フィジカルの差がありすぎて勝負にならず。両選手とも手で押しているのですが、野嶽選手は押し倒されてボールがゴール前に落ちて、素早く反応されてゴールされました。
これと同様、野嶽選手との体格差を利用した失点は大分戦にもありました。ただ体格差に関してはすべてが野嶽選手の責任とは言えないですよね。相手の大きなFWと小さなうちのSBが競れば勝ち目は少なく、これは大きなSBのいない鹿児島の構造的な問題です。このような失点はこれが最初ではないですし、恐らく最後でもないでしょう。
これ以外の場面では対応もできていましたし。ただ一回でもやられて失点すれば、それで勝負が決まるサッカーというスポーツの特質上、対策をしないと苦しい試合が続くことは間違いありません。
いつもは左サイドで起用する福田選手を右サイド起用したのは、山口の新保選手を警戒し右サイドの守備力強化と上がった新保選手の裏のスペースを狙う意図があったと考えてます。
これに関しては、いつもはあまり相手に合わせてやり方を変えない鹿児島としては珍しかったと思います。
ただ山口は新保選手ををあまり上げなくて、逆サイドからの攻撃が多かったのも誤算のひとつで、鹿児島は前半それに対応できませんでした。そこで後半最初から西堂選手と圓道選手を交代し、福田選手を左サイドに持ってくるようにしました。
山口に移籍した山本選手にとっては、移籍後初めての鹿児島との試合でした。この試合を見る限り、鹿児島より山口の方がフィットしてるように思えます。
負けるのはいつも辛いですが、都合の悪いことから目を逸らしてたら成長はないですし、それが一番大事な時に出てきます。
誤審は腹立たしいですが、それだけが昨日の敗因ではありません。
この日は山口の戦術が上回っていたのは認めざるを得ません。
審判は選択できませんがが、自分たちの戦術やプレーは自分達で選択できるし、それを通じてしか勝つ方法はありません。
それにジャッジに関しては、年間を通してみれば鹿児島に有利な判定もあります。
次はアウェイの熊本戦となります。
これも順位の近いクラブとの直接対決なので勝ちたいところです。
かなりの鹿児島サポが押し寄せそうなので、
現地に応援行かれる方、熱い応援よろしくお願いします。
We are challengers!
「チェストー!鹿児島ユナイテッド!」
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