見出し画像

うまくいく人といかない人の違い

おはようございます。

今日は写真を頑張ってる人、頑張ってるけどうまくいかない人に向けて、お話したいと思います。


同じような写真を同じように撮っていても、うまくいく人といかない人がいます。

その違いは何だろうと思ったことはないですか?


同じようなテイスト、同じような作風、同じような見せ方。

にもかかわらず、片や超売れっ子の有名人、片や隅っこの方でくすぶってる人。

努力の量も変わらない、作風も変わらない、その他の要素も大して変わりない。

それなのにこの差は何でしょう。


運だとか、うまくやるセンスがあったとか、目には見えない要素が働いたとか、いろいろな推測は浮かびます。

しかし、「これ」というハッキリとした決め手はありません。

ハッキリわかるのは、「ただそうである」という事実だけです。


なぜそうなっているのかは、わかりません。

わかったと思ったそれは、ひとつの解釈に過ぎません。


あなたも、「うまくやるコツ」みたいなものを散々調べて散々実践した結果の今、ではないですか?

SNSでの見せ方、情報発信の仕方、拡散する方法、目に留まる写真のツボ。

それらのコツはひとつの「解釈」であり、真実ではありません。

真実であるなら、全員うまくいっているはずです。


でも結局はうまくいく人と、いかない人に分かれます。

その差がどうして生まれるのかは、わかりません。

わからないものはわからないので、そこは置いておきましょう。

それよりも大事なのは、その事実をどのように受け取るか、です。


世の中にはいろいろな出来事が起こります。

理不尽なことも、起こって欲しくないことも、起こります。

「なんでそれが起こるの」と嘆いたり首をひねっているだけでは、物事は前に進みません。

その出来事の意味を消化したとき、初めて次のステップへと進めます。


出来事の意味

なぜそうなのか。

それは、その人にとってそれがベストだから、そうなっています。

というか、そう考えるのがベストです。(笑)


考えてもみてください。

うまくいきたい人全員がうまくいっていたら、世の中に著名フォトグラファーが溢れかえってしょうがないでしょう。(笑)

現実はそうはなりません。

著名フォトグラファーは、ちゃんと一定数に保たれています。

どの分野でも、「うまくいく人」はちゃんと一定数に保たれています。

それは、生まれてくる赤ちゃんが、ちゃんと男女半々に生まれてくることに近いものがあります。


「うまくいく」を、もっと高いレベルから見てみましょう。

あなたの個人的な願望と、世界の運行は、必ずしもマッチしません。

男の子を生みたいと思っていても、女の子が生まれてきますし、その逆も然りです。

世界がうまくいくことと、あなたの個人的願望がうまくいくことは、全く関係がありません。


なんであなたは男に、あるいは女に生まれてきたのか。

なんであの人はうまくいって、私はうまくいかないのか。


それはただ単に世界がそのように運行しているというだけの話ですね。

「なぜ?」じゃなくて、ただ単に「そう」だということです。


「いやいや、努力で運命は変えることができるよ」

できたとしたら、世界がそういう運行だったということですし、できなかったとしてもそれもまた、世界がそういう運行だったということです。


できるできない、うまくいくいかないは、「なぜ?」ではなく、「そう」だということです。


「いやいや、なぜを問うからこそ向上し、うまくいくんじゃないの?」

といっても、なぜを問うても、やっぱりうまくいったりいかなかったりです。

同じ作風、同じ技量でも、うまくいったりいかなかったりです。

なぜかは知らないけど、起こって欲しくないことは起こるし、起こるとは思ってもみないことも起こります。

それは「なぜ」かはわかりませんが、「そう」だということはわかります。



では、なぜそれはそうなのでしょう。(笑)



全てはベスト

それは、世界の運行にとって、それがベストだからですね。

というか、そのように考えるのがベストです。(笑)


「今起こっていることはベストなんかじゃない、2番目3番目だよ」というなら、今起こっていることは2番目3番目になります。

「今起こっていることはベストなんかじゃない、最悪だよ」というなら、今起こっていることは最悪になります。

「今起こっていることはベストだ」というなら、今起こっていることはベストになります。


あなたが決めた通りになります。


ある事項をあなたが最悪だというなら、あなたにとってそれは、あなたが捉えた通り、実際、最悪ですよね?

あるいは2番3番だというなら、あなたにとってそれは、あなたが捉えた通り、実際、2番3番ですよね。

あなたにとってのそれは、あなたが決めた通りの、その通りとして、捉えられます。

だから、ベストと捉えるのがベストなのです。


そもそも出来事は、ただの出来事です。

そこに絶対的な何物もありません。

出来事は常にそれを捉える人が「どう捉えるか」という相対的なものです。


火事で家が焼けた、交通事故にあった。

普通は「絶対ダメでしょ」というようなことも、「絶対」ということはありません。

火事で家が焼けたがために、かえって事故に遭わずに済んだとか、事故で入院してたから、火事に巻き込まれずに済んだとか、出来事は何だって起こり得ます。

最悪と捉えれば最悪だし、良かったと捉えれば良かったです。


この記事も、あなたがクソの役にも立たんなと思えばその通りですし、これは人生の転機になるかもと思えばその通りです。(笑)

すべては捉え方次第です。


あなたがうまくいっていない理由

さて、なぜあなたはうまくいっていないのか、という話でしたね。

もうおわかりですね。

なぜならそれがベストだからです。

というか、そう考えるのがベストです。(笑)


あなたがうまくいかないがために、あなたには「うまくいかない」という経験が手に入ります。

それは、うまくいっていたなら得ることができなかった経験です。

それはそれで「ベスト」です。

それが深く自分を見つめ直すきっかけになり、大きな飛躍を遂げるかもしれません。

うまくいかないことによって、本当に自分のやりたかったことを発見するかもしれません。

逆にうまくいっていたなら、そのポジションを維持するために大変な苦労を強いられていたかもしれません。


出来事は何だって起こるし、どうにでも捉えられます。

経験はただの経験であり、それを生かすも殺すもあなた次第です。


我々は「気持ちのいい経験」と「ベストな経験」を混同しがちですが、それは全く別物です。

我々は普通、ベストな経験を求めているのではなく、気持ちのいい経験、気分のいい経験を求めています。

うまくいかない経験よりも、うまくいく経験のほうが気持ちがいいから、そっちを求めています。

しかし、ベストな経験は、気持ちよさとは関係ありません。

あまり気持ちのよくない経験でも、ベストな経験では全然あり得ます。

どんな経験であっても、それがベストだと認識すれば、すなわちベストなのですから。


それは食べ物の「味」と「栄養」の関係にも例えられるでしょう。

味がおいしい、大好物だからと、マクドナルドばかり食べていたら健康に良くないのと同じです。

その経験の味がよくない、苦い経験だとしても、そこに含まれる栄養を充分に吸収するなら、それはあなたにとって良い経験となります。

苦い、まずい、こんな経験いやだと、そこに含まれる栄養までも拒否していたら、それは本当にただ苦くてまずいだけの経験に終わります。

どんな経験であれ、あなたにその経験がやってきたのには、意味があります。

どんな経験であっても、その栄養を充分に吸収するなら、その経験には意味があります。


でも、経験の栄養は、食べ物の栄養と違って、勝手には吸収されません。

それはこちらの自由意志に任されています。

栄養を吸収したければどうぞ、いらなければそれもご自由に。

世界は何も強制しません。

全てこちらが自由に決めることです。

だから「ベストと捉えるのがベスト」なのです。


「なんてひどい人生だ、いいことなんてひとつもない」

「味」だけで経験を判断していると、そういうことにもなるでしょう。

しかし、そう思ってしまった人の人生は、本当にその人が思った通りの、そういう人生です。


「なんて幸せな人生だ」

そう思ってしまった人の人生も、その人が思った通りの、そういう人生です。

実際の中身や味わいがどうであれ、その人が思った通りの人生が、そこにはあります。

大金持ちで毎日うまいものを食って、持病とイライラで不幸せな人もいれば、お金はなくても家族仲良く、年に数度のマクドナルドでハッピーな人もいます。


この世界は、自分の「思い」で自由に、出来事の意味を決めることができるのです。

「そんなことあるわけないじゃん、自分がどう思おうが、ひどいものはひどいし、いいものはいい」

と、思っているから、事実その通りになっていますね。(笑)

世界は寸分の狂いなく、あなたが捉えた通りです。


で、あるなら、ベストと捉えるのがベストではないですか?

人は経験の「味」で、良し悪しを判断してしまいがちですが、味と良し悪しは関係ありません。

それは食べ物の「味」と「栄養」が関係ないのと同じです。


世界があなたに与えるのは、おいしい経験ではなく、ベストな経験です。

その経験のテイストは、甘かったり苦かったり、いろいろかもしれませんが、それが「ベスト」であることは、間違いありません。

なぜなら、そう捉えた時、それは必ずそうなるからです。


他の人はうまくいって、あなたはうまくいっていない。

いえ、あなたはうまくいっています。

あなたのその経験は常にベストです。

ただ味が苦いというだけです。

味と栄養を混同してはいけません。

あなたはいつでも、うまくいっています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?